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○○です。(症例のつづき)第56集関連画像を参照してください。

1.5mmで拡張した後とはいえCTOをリラップした3.0mmで通過させるのはクランクに力
を取られるために難しく、ガイドカテをDEEPにできるEBUなどに変えるか、新しい
2.5mmのバルーンを使わないとだめだろうな…と考えました。ひとしきり色々悩んだ
後にガイドカテを変更することにしました。必ずDEEPにできるガイドカテはこの場合
は5Fハートレイルです。

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○○です

「5Fr de CTO」しかも、GCをdown sizingさせてというのがかっこいいです!
素晴らしいです!

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○○です。

○○先生有難うございます。でも言葉足らずで誤解があります。ごめんなさい。冠動
脈の中では5FをDEEPにしていますが、対側の大動脈にIkariカテーテルのボディーを
当てて支えにしています。したがって正確には「子カテ de CTO」になります。実は
カッコ良く「5Fr de CTO」をしてみましたが、カッコ悪くシステムが跳ね上がってし
まいました。誤解を与えたみたいで本当に申し訳ありません。

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○○です。

○○先生の答えを心待ちにしていました。

6FのIkari-Lに5Fのハートレールで親子にしてCXのCTOをあけるというのは、かっこいい
ですね。今度私もやってみます。○○先生からも指摘があるように、Ikari−Lはどちらか
というとdeepにしにくいカテだと思います。ただ、本来のコンセプトがdeepにせずに勝負
するカテですから、仕方がないのですけど。ただ、「5F de 親子」ができれば、どんな
症例でもいけそうですね。

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○○です

○○先生の事ですから、きっと子カテでCTOだろうと
期待しておりました
うちでも、IKARI + 5F子カテをRightに使用した事が
あります、これはかなり使える技ですね
ただし、八戸の症例で○○先生が言われてたんですけど
圧もでないし、造影もできないし、エアーはかむし
慣れと、注意が必要ですね
でも、かなり強力な武器であるのは事実だと思います

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○○です。

機会があったら、私も「5F de 親子」を試してみます。ところで、CTOですが、変な
分類ですが、「バルーン不通過タイプ」と「ワイヤ不通過タイプ」に2極分類できるよう
な気がしませんか?

○○先生の症例は、典型的な「バルーン不通過タイプ」ですよね。ワイヤは、6Frガイド
で、インターパスとinermediateで通っているのですから、ワイヤリング自体に多大
な困難があったようではない印象です(もし、大変難しかったのでしたら、失礼の
段、申し訳ありません。)。こういう病変は、IVUSでみると、全周性のsuperficial
calcですよね、きっと?(○○先生、どうですか?) 逆に、そうだからこそ、ワイ
ヤはsub-intimaに潜ることもなく、力がきちんと先端まで伝わって、比較的容易に
inermediateとかMiracle 3.0位でパスするんだと思います。ただ、バルーンになると
きつい。この、比較的柔らかめのワイヤで通ったのに、バルーンで難渋するタイプ、
僕も随分と経験があります。そこで、いろんな裏技でこれに対抗するわけですよね。
最終兵器は、「anchoring」「親子カテ」「(思い切ってワイヤを代えて)ロータ」あたり
でしょうか? OTWを不通過部位に押し付けた形で、0.014を抜去して、ロータワイヤ
でのリクロスがこのタイプで比較的容易なのも、ようは、石のトンネルを通しなおす
ためなのでしょう。

「ワイヤ不通過タイプ」の典型は、遠位部近位端に石灰化、かつtaperingがあるタイプ
で、taperingの頂点にあるごくわずかな石灰化によっても、周囲が柔らかいため、硬
いワイヤでもこの小さな石灰化を貫けない硬さのレベルなら、すぐsub-intimaに潜っ
てしまうものです。もちろん、血管の屈曲、ワイヤバイアス、ガイドカテのサポート
なども大きく影響するでしょう。僕は、先週ご報告した症例を含めて、このところ、
3例続けて対側造影をおいて、コンケストで直上から通す、こうしたtaperingタイプ
の症例に遭遇しました。通るまでは、それこそ、一筋縄ではいきませんが、一旦通っ
てしまえば、(いずれも、7Fr TFIで、ガイドカテのバックアップは強くしてあるた
め)各々、u-Pass 1.5-20mm・Stomer 1.5-15mm・OTW Marverick2 1.5ー15mmが、
vibrationなどのテクニックなしに容易に通過しています。また、その後、IVUSを見
れたものでは、全周性の石灰化などなく、何でこんな大して硬そうでないCTOにてこ
ずるんだろう? と思いましたが、よくよく考え直せば、大して硬そうでないこと、
つまり、taperingの頂点という一点だけが硬く、他が柔らかいことが難しさの根源で
あるわけです。このタイプは、それこそ、コンケストのパラレルが一番よい方法だと
思います。

もちろん、これらは極端な例えですが、いま、自分がやっているCTOが、どちらの要
素がdominantなものか、考えながらやると、上手くいきそうな気がしませんか? 初
めて考えたことなので、あまり上手に文章にまとめられず、すみません。

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○○ です。

遅レスで済みません。

> 7F percusergeのaspiration catheterのaspiration lumenに
> protection deviceを入れるって、aspiration lumenに収納
> してしまうってことですか? 6Fでは無理でしょうね
> でも、先端からだして進めるって技もありでしょうか?
そのとーり、aspiration lumenに入れます。7Fでも結構ギチギチでしたので6Fで
はまだ試していませんがしんどいと思います。
先端から出すのは、あのワイヤー先端なのでちょっと危ない感じはします。

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恥ずかしいので匿名希望です。

経験不足なので発言するのも恐縮ですが、○○先生の表現はすごくイメージがわく気
がします。経験豊富な先生の感覚的な部分を文章にしてもらうことは、小生のような
若輩者には本当にありがたいことです。

勉強になるなあと改めてこのネットに感謝です。

お礼がいいたかったのでメールさせていただきました。失礼しました。。。

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○○です。

>Ikari−Lはどちらかというとdeepにしにくいカテだと思います。ただ、本来のコン
セプトがdeepにせずに勝負するカテですから、仕方がないのですけど。ただ、「5F
de 親子」ができれば、どんな症例でもいけそうですね。

○○先生コメント有難うございました。もう1点、Ikariカテーテルは同軸性が高いの
で子カテである5Fをdeepにするのが非常に容易でした。このことから私の個人的な
意見ではIkariカテと5Fストレートを組み合せることで、先端の長さを変えることの
できる「究極のlong-tip」を得ることができます。○○先生の御指摘のごとく後はエ
アーなどの注意を怠らないことだと思います。皆様も機会があれば使用されてはいか
がでしょう。

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TRA-netのご参加の皆様
初めまして。○○病院循環器科の
○○と申します。
この度○○先生のご配慮で皆様のお仲間入りをさせて
いただくことになりました。
私は昭和○○年○○大学卒業、現在○○年目になります。
主に救急病院を渡り歩き、この春○○病院救命救急センタ−
から現在の病院に移りました。というわけで、とりあえず
専門は心臓救急と言うことになるのでしょうが、もちろん
インタ−ベンションもいろいろと経験させていただきました。
TRIも○○先生の手ほどきもあり、そこそこ勉強させてもらってます。
このメ−リングリストのお噂はかねがねお聞きしてましたが、
実際どうやって参加させていただけるか分からないところでした。
きっかけを捜しておりましたところ、先日の八戸ライブで○○先生と
お酒を飲む機会があり、ご紹介していただくこととなった次第です。
日頃、TRIを追求していらっしゃる先生の、奇抜(失礼!)なアイデァには
感服しております。私も何か新作を考えて投稿したいと思いますので
今後ともよろしくお願い申し上げます。
なお、微力ながら私が少しからんでいる○○のPCI関連研究会や
ライブデモもありますので、ご紹介がてらその辺の話題なども
書かせていただけましたら幸いです。
末永いお付き合いをお願い申し上げます。

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○○です。

TRA-net会員の皆様、初めまして。
この度、新規にTRA-netに入会させて戴きました○○です。
出身は○○大医学部、昭和○○年卒で、現在は、○○病院 心臓血管センター
に所属しております。
先日、○○先生の八戸ライブに参加させて戴き、大変有意義な勉強をさせていただき
ました。また、夜の懇親の場で○○先生の"Let it be"を、いや"TRI"のプロモーショ
ンビデオを感動をもって拝見させて戴きました。しかも、2次会の最後にTRIを皆さん
とともに合唱してしまい、○○に帰ってからもしばらく"TRI"のイメージソングが耳
に残っていました。
これまでの私のPCIは、TRIには余りこだわってはいませんで、病変によって
はdebulkingも可能なTFIの割合が多くなっていました。しかし、Radialistの先生方
のTRIという手技に対するこだわりと執念、そして何よりも、非常に多くの工夫を凝
らしていることに驚きました。また、この会のようなお互いの情報交換のnetが充実
していて、新しい工夫や発見を会員の皆さんで共有できる場が身じかにあることは、
非常に素晴らしいと思いました。
これからは、私もTRIにこだわってみたいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願
い致します。

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TRA-NET の皆様、このたびお仲間の加えさせて頂くことになりました
○○と申します。

略歴:
 卒業大学・年度;○○大学医学部 ○○年卒
 カテ歴    ;1990年4月10日より通算12年
 PCI 歴    ;1991年6月7日より通算11年
 現所属病院  ;○○病院

大学院卒ですが、当時の専攻は内分泌・高血圧でした。循環器疾患の
専門医になる夢が捨てきれず、当時の恩師の不興を買うことを覚悟で
1990年、○○病院循環器内科に所属させて頂き修行しました。
昨年4月に当院に赴任しましたが、上記2箇所の病院以外でのカテ歴
はありません。
心カテ症例数の正確な数は残していませんが、PCI数は12月7日現在で、
739例であまり大きな顔ができる数ではありません。最初の 3年間ぐら
いは、AMI しか PCI にタッチさせてもらえませんでした。○○では、
背景人口のわりに PCI を行っている病院数が多く、○○病院
自体でも年間200例(今はもっと多いと思います)ぐらいで経験を積む
のが大変でした。自験例で年間100例を維持できるようになったのは、
4年ぐらい前からです。

初めて PCI をしたのは(先にも述べましたが)、1991年6月7日のことで
今でもよく覚えています。当時の上司2名が、研究会に出張した時に救
急で来院した AMI の方でした。経験の浅い同僚を second につけて、
恐々実施。無事治療に成功しました。この時使用した balloonは、ACX
というballoonで今でも(お守りとして)大切に保管しています。(こん
な話は不気味でしょうか?)

TRA-NET の評判は○○院長より以前から伺っておりましたが、気後れし
てなかなか参加の手を上げることができませんでした。やっと腰をあげ
る気になったのは、45歳を過ぎて motivation を維持することが困難に
なってきたことを実感してきたからです。TRA-NET の皆様方のご意見を
糧として目と手と頭の働く限り、最前線で医療を続けたいと思います。

建設的な発言は難しいかもしれませんが、聞くは一時の恥・聞かぬは一
生の恥のつもりで批判・批評をお願いする発言をする所存です。

どうかよろしくお願い申し上げます。

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TRA-netのみなさま、こんばんは
○○です。 久々の登場

○○先生、7年間、ごくろうさまでした。
私は5年間、○○先生と一緒に仕事ができて、本当に楽しかったです。
特に、PCIに関しては、豊富なアイディアで楽しませていただきました。
(ボツになったものもありましたね)。また、PCIで困ったら、ドラえもんのように、
いろんな手技を出しては、問題を解決してくれました。感謝しています。

これからは、私がアイディアを出さなければいけない立場です。今までは、○○先生
が見ているだけで、安心していられたのですが。今後も、TRA-netを活用しながら、
がんばりたいと思います。先生も、N大学のイビリにめげず、ご活躍を!
ところで、Radialist.comの○○病院のページ、更新しなくちゃいけませんね。
来年になりそうですが、データを送りますので、よろしくお願いいたします。

新しい心エコー機Vivid 7も入りました。これはすごいです。壁運動というか、心筋
の伸び縮みがカラーで表示されます。LVGいらないぞ、という印象です。

近況でした。

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○○といいます。

さいきんネットが静かでさみしい毎日を過ごしています。
恥ずかしいんですが、このスキにあわよくば教えていただきたいことがあるのでメールします。

実は、循環器科としては二年目のペーペーなんですが、最近はじめてintermediateをさわらしてもらいました。
そのときにワイヤーの抵抗というのを意識しようと意識はしたんですが・・・よくわかりませんでした。
ワイヤーの抵抗を感じるようなフェザータッチで!と光藤先生の本にも書いていますし、たくさんの先生がおっしゃていますが、正直言ってよくわかりません。透視上、@ガイドワイヤーがたわむ A行き過ぎるとガイディングカテーテルが浮いてくる などといった客観的なことをたよりに操作しているのが正直なところです。

そこで・・・ワイヤーの抵抗というのは、やっぱりトルカーを通じた右の指で感じ取っているのでしょうか?
また、ワイヤーをcrossさせるときは、右の指でワイヤーを押しているのでしょうか?それとも左の指で押していくのでしょうか?
トルカーは、指の上にのせてるだけっていうくらいやわらかく持とうとするとすぐにすべってしまうし、持ってしまうとやっぱりよくわからないし。

本とか調べても、結構具体的な事が書いてなくて困っています。

ちょっと時間があいた時にでも、是非教えてください!

どうぞよろしくお願いします。

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○○です。

このところ、Tra-netの皆様にはすっかり御無沙汰しております。

最近2-3例ほどハヤテプロ1.25mmのバルーンを使ってみました。
1.25なので通過性が良いのではと期待していましたが、
結論から言ってマーベリックの方がベターと思いました。

ハヤテプロはシャフトが硬く、
一見通過性に優れるように見えるのですが、
バルーンを押す力が遠位側に伝わらず、
逆にダイレクトに手元に帰ってくるといいますか、
バルーンは進まずにガイドカテばかりが外れてしまうといった状況に
陥りやすいような感じがしました。
もっとも透析例のCTOも含まれており、
すべてをハヤテプロの責任にするのは酷かも知れませんが....。

保険の縛りがきつくなった昨今、
CTOに対するバルーン選択は非常に重要です。
私が今回得た印象は正しいのか、
今後のためにも皆さんの使用感を伺えればとメールしました。
よろしくお願いします。

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○○です

CTOのバルーンですが
国産では最近、シャーウッドのVicto-Xがお気に入りです
Hyateのそこそこの病変にはいいと思いますが、シビアな
病変にはまだまだな印象です

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○○です

私の場合は、滅多にトルカーを使いませんが、右手でワイヤーを
回して、左手でワイヤーを押しています
トルカーを付けている時も同様です
トルカーで押すとあんまり感覚が分からないような気がするんですけど
こんなんでは答えになってないでしょうか?

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○○です。

以前、話の出た○○の体制についてですが、なんかすごいことになっているみたいです。
自分的には麻酔科を応援しちゃってます。
学術的でなくてすみません。前は、こんなのも多かった気がしますが。

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○○です。

○○先生ご質問の、ワイヤの抵抗についてですが、

>@ガイドワイヤーがたわむ A行き過ぎるとガイディングカテーテルが浮いてくる
 などといった客観的なことをたよりに操作しているのが正直なところです。

というのは、まさしく正論で、特に、たわんだワイヤは絶対に通過しない、というの
は、とても重要なことです。柔らかいものはバランスから、硬いものはコンケストま
で、すべてのワイヤに共通する普遍の真理ですね。

ワイヤの抵抗は、感ずるほかないので、どうやったら感じられるようになるか、なか
なか文章にするのは、難しいです。しかし、自分が理解する限り、ワイヤの操作概念
は、大まかに分けて、下記の3通りになります。ご自分が、どのやり方をつかってい
るのか、意識しながら操作すると、抵抗を感じることができるようになると思いま
す。

下記の文章は、実は、自分が、とある出版物に書いている原稿の一部です。長文なの
で、ご興味のある方のみ、ご一読ください。

<ワイヤの操作概念>
1)回転させながら狙いをつけて押し・引きする
通常の病変でも、CTOでも、これが、病変のクロスにあたっての、ワイヤ操作の基本
だと考えています。文字とおり、angioをみながら狙いをつけた方向に、ゆっくりと
(これが大切!)トルクをかけ、押し・引きすることでワイヤを進めていきます。
「必要最小限の曲げ」に、よくマッチした方法です。重要なのは、ただ押すだけではワ
イヤは進まないこと、つまり、たわんだ状態でいくら押したところで決して進まない
ことです。例えば、下方から上方へ向うeccentric plaqueがあったとします。ワイヤ
は、当然、カーブが下方から上方へ向うようにすすめていきますが、押し付けただけ
では、ただたわむのみになってしまいます。そこで、若干のテンションがかかった状
態(たわむまでにはいかない!)で、回転させながらわずかに引くことで、ワイヤは
plaqueを乗り越えることができます。

2)高速に回転させて進める
動摩擦は、静止摩擦よりも少ないことを利用する技法で、時計方向・半時計方向に、
小刻みに同じ幅だけ高速で回転させながらワイヤを進めていきます。自分は主に病変
をクロスしたのち、屈曲血管の末梢までワイヤをすすめる際に用いています。もちろ
ん、このテクニックは病変をクロスする際にも使用できますし、この技法を第一選択
とされる先生も少なくありません。石灰化を伴う高度狭窄(閉塞ではありません!)
に、Choice PTに代表されるプラスチックワイヤを用いる場合などが最も良い適応と
思います。Choice PTでは微細なトルクコントロールはできませんが、このテクニッ
クを用いることで、もともと小さい、石灰化とワイヤの摩擦を、さらに最小限にして
高度狭窄病変のクロスを試みるわけです。

3)先端を反転させ、ループを作って進める
ひとたび病変をクロスした後、小さな側枝にワイヤ先端が入った際、そのまま軽く押
し付けるとワイヤ先端が反転しループが形成されます。このまま押し込んでしまえ
ば、側枝にはいることなく、本幹末梢まで、極めて短時間でワイヤを進めることがで
きます。先端さえ柔らかなスプリングタイプであれば、様々な種類のワイヤに応用可
能です。プラスチックワイヤでこの方法を行おうと、まれに屈曲の部分でワイヤが固
定され、押し込もうとした際に、反転したワイヤ先端が冠動脈穿孔を起こしうるの
で、やらないほうが賢明です。汎用品のスプリングタイプ以外でも、ベアワイヤで、
ロータフロッピーやFlexiwire、Ironmanなど、トルク伝達の不良なワイヤを冠動脈末
梢まで持ち込む際にも、非常に有効です(グランドスラムは、先端が硬いので、本法
を用いてはなりません)。また、一度植え込んだステントを、本幹末梢方向にリクロ
スする場合も、この操作を意図的に行えば、ワイヤ先端がストラットの下に潜ること
がないので、しっておいて損はありません。ただし、ワイヤ先端のカーブは壊れてし
まいますから、分岐部病変など、一旦本幹にいれたワイヤで、ステントストラットの
側枝方向へのクロスを、改めて試みるような場合は、やらないほうがベターです。

>そこで・・・ワイヤーの抵抗というのは、やっぱりトルカーを通じた右の指で感じ
取っているのでしょうか?
また、ワイヤーをcrossさせるときは、右の指でワイヤーを押しているのでしょ
うか?それとも左の指で押していくのでしょうか?

<実際のワイヤ操作>
1)非CTOでのワイヤ操作
CTO以外の通常の病変では、bare wireを原則とし、BMWなどの汎用品ワイヤを用いる
場合は、トルカーを原則として使用しません。(トルカーをつけるメリットを感じな
いし、その脱着にはある時間を要するため、これを節約することで手技時間の短縮を
図りたいからです。)右手第1指と第2指で、上方からつかむ形でワイヤをもち、前
後に動かすとともに、手首を時計方向・半時計方向に回すことで各々180°未満のト
ルクをかけるだけです。操作は右手のみですから、抵抗感も主として右手関節で感じ
るんでしょう。ただし、CTOでのワイヤ操作法のように、微細な抵抗感を感ずること
はできません。

このトルクを掛け過ぎないことが、かえって通常の病変では、通過を容易にしている
と考えられます。つまり、トルクを限定することによって、病変通過に最適な方向に
ワイヤを固定しやすいわけです。(つまり、1)回転させながら狙いをつけて押し・
引きするに最適化された方法です)

屈曲血管で高速に回転させることが必要な場合も(つまり、2)高速に回転させて進
める、を用いる場合も)、右手第1指と第2指の間で、こよりを作るような運動をす
ることで、ある程度対応できます。手関節によって得られるトルクだけでは不十分な
場合に初めて、トルカーをつけ、さらに回転を加えています。なお、Choice PTの回
転で病変の通過を試みる場合は、最初からトルカーをつけて回転を上げたほうが良い
とおもわれます。思った方向に向けること自体が困難ですから。

2)CTOでのワイヤ操作
CTOにおいては、ワイヤ操作は全くことなります。病変内で、CTO用のワイヤを進め、
あるいは抜く時に発生するあらゆる抵抗感、すべりを敏感に察知しなくてはなりませ
ん。このため、必ずマイクロカテーテルあるいはOTWバルーンを使用し、左手第1・2
指でワイヤを出し入れしながら、トルカーを右第1.2指で下から支えるような形で
保持し、微妙な回転を加えます。当然、縦方向の抵抗感は、左手で、回転にたいする
(トルクに対する)抵抗感は右手で感ずることになります。ただし、CTOでは、原
則、1)回転させながら狙いをつけて押し・引きする で行きますから、トルクをそ
んなにかけることはありません。本当は、非CTOも、このやり方をするべきなのかも
しれませんし、それがベストなのでしょうが、大半の病変では、1)の簡易化した方
法でうまくいくので、使っていません。

実は、最近、自分が術者をしたライブのビデオを見ていて愕然としたのですが、CTO
に対して、随分ゆっくり回していると思っていたのですが、画面で見ると、加藤先生
や玉井先生といった大巨匠の先生方に比べると、まだまだ、早いんですね。このあた
りに、さらなる上達の糸口があるように思いました。

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○○です。

自分も、ハヤテプロは、1.5mmまでですが、それなりに使いました。いいバルーンだ
とは思いますが、まだ、マーベリック2に一日の長はあるのでしょうね。バルーン自
体の、縦方向の柔らかさがまだまだ違うように思われました。

先生が試されたのは1.25mmとのことですが、1.5mmとの違いは体感できましたか? 
というのも、バルーン通過に難渋するのは大半がチップの部分がつかえるからで、バ
ルーンそれ自体ではないからです。また、CTOの場合、1.5mmで広げれば、そのあと
IVUSを使うことができるので、かなり治療戦略をロジカルに決めることができます。
1.25mmの拡張で、IVUSは通過しますか?

よろしく、ご教授ください。

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○○です

よこやりレスです
以前、CTOにモーメンタム 1.3mmを使用した後 IVUSを
使用した経験があります
また、病変によってはインターパスで通過させただけで
IVUSが通過した事があります
残念ながらテルモ 1.25の経験はありません・・・

明日から鎌倉ライブですね 皆様にお会いできるの
楽しみにしております

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○○です。
みなさん、鎌倉ですね。
私も、朝イチの飛行機で向かわせていただきます。

12月12日木曜日に、○○先生の○○にお邪魔させていただきました。

○○先生、たいへんお忙しい日常業務のなかでお相手いただきまして、ありがとうご
ざいました。ご迷惑をおかけしました。

6例のカテが予定されていて、結局そのうち5例が PCI でした。
IVUS幼稚園の園児以下のわたしですので、IVUSの勉強をさせていただくのが主な目的
だったのですが、全例しっかりと IVUS を見て丁寧に PCI されており、
あ、これが本当にIVUSを使うということなんだ、IVUSをとりあえず入れる、というの
は違うんだ、、、と感じました。

朝からカテ室に入り、18時に私が失礼させていただくまで、ほとんど昼休みもとら
ずに元気に頑張っておられ、うらやましいなあ、と思っちゃいました。

○○先生の下に、ローテーターの研修医を含む若い先生がたくさんおられ、○○先生
ご自身がカテ室全体をきりもりし、搬入時間決定や、術者やサブの先生を指名して院
内携帯で呼び出すことまでされておられたようでした。
ある程度させながら指導しておられ、細かい質問にもひとつひとつ丁寧に答えてらっ
しゃいました。感動。
臨床工学士、放射線技師さんなども若い方が多いようで、全体的にとても若くて活気
のあるカテ室でした。 当然、患者さんも含めてみなさん○○弁で、いつのまにか、
何と言っていいのかわかりませんが、○○マジックに呑み込まれたように感じる瞬間
がありました。

なんでもできるという噂の、○○先生のノートパソコンもみせていただき、
院内のどこにいても、今のカテ室の状況がリアルタイムで動画で見られるというのは
感動ものでした。

また、以前から話題でした、超大作!のカテのデータベース。
更にバージョンアップされて使いやすくなったとのことで、実際に院内LANのなかで
運用されているところを解説していただき、とても参考になりました。
このデータベースのために?、ファイルメーカープロのメーリングリストにも入って
らっしゃるとのこと、、、すごいです!

○○の皆様、たいへんお世話になりました。
まだ手技途中に失礼させていただき、最後にちゃんとご挨拶もできずに申し訳ありま
せんでした。
またそのうち、是非、お邪魔させてください。ありがとうございました。

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○○です

鎌倉ライブに参加していない全国の留守番組の皆さん!
お仕事頑張りましょう!!
参加組の皆さん、またみやげ話を聞かせてください。

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○○です。

忘年会出席のため、ライブに行けなかった全国のみなさま。
今晩は飲みましょう!!
(なんで土曜日に忘年会するのだろう)

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○○です

鎌倉ライブ参加されたみなさま お疲れさまでした
コメコメ倶楽部、TRIセッション大変楽しかったです
○○先生お疲れさまでした
今回のライブの収穫はやはり5F de パークです
○○先生のように少しDeepでもよいのか、○○先生の
ように奥まで入れるのがいいのか分かりませんが・・・・
いずれにしても、さっそく試してみたいと考えています

でも、IVUSはしたいので6F+子カテ de パークにしてみようと
思います

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○○です。
ご無沙汰しております。
鎌倉ライブで皆様の懐かしい顔を拝見できて、
さらに恒例のミサにも出席できて大変充実した2日間でした。
○○先生も最後にコメントされたように
TRIのデモライブとしては、世界最大だと思われます。
我がnetの巨匠方もfacultyに沢山名を連ねてらっしゃいました。
なかでも夕方のTRIセッションは内容が濃く大変有意義なものでした。

さて趣向を凝らしたいろんなtipsがあるなかで
○○先生ご指摘の如く収穫はなんと行っても5F de Percu(by ○○Dr.)です。
ライブの症例でSVG→LADの変成グラフトの狭窄に
対して、裏中継のコメンテーターの制止を振り切り
○○先生が5Fr de Percuをされ、
“こんなんで引けるかよ”との会場のおおよその期待を
裏切り見事debrisが引けてきたのはちょっと驚きでした。
あれを見ていたら、入るところまで5Fのガイドカテを
deep intubationし2~3回吸えば、充分なのかなと思いました。

それと教えた欲しいのですが5F ガイドカテにもいろいろ種類が
登場し始めておりますが、小生はZuma 2しか使ったことがありません。
Zuma2は結構硬めと思うのですが、これより柔らかなものがあれば
どなたか教えて頂けないでしょうか?宜しくお願いします。

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○○です。

○○先生ハヤテプロに関するレス有り難うございました。
また、○○先生をはじめ鎌倉ライブに参加された先生方、ご苦労様でした。

鎌倉ライブで、JJのアクア1.5が通過しなかった病変を、
ハヤテプロ1.5は何の抵抗もなく通過したという症例がありました。
したがって、ハヤテプロは決して悪いバルーンではないでしょう。
もっとも、アクアは高圧をかけるとワイヤールーメンが潰れるため、
ルーメンの耐圧性をあげるために通過性が犠牲になったという話も聞いておりますの
で、
単にアクアが悪いのかもしれませんが....。

ハヤテの1.25と1.5との比較は、1.5の使用経験がないためわかりませんが、
ハヤテ1.25が他社の1.5のバルーンに比し、それほど秀でているとは思いません。

私がハヤテで気になるのは、
チップの通過性がそれほど良くないのに、
pushabilityをあげるためにシャフトが縦方向に硬く作られすぎており、
バルーンとしてのトータルの性能が逆に損なわれているような印象を受ける点です。

今回の場合は透析例のCXのCTOに対し、
femoralアプローチで7FEBUを用いております。
チップが病変に入っていかないので
vivrationをかけながらバルーンを無理やり押し進めていたら、
バルーンシャフトの硬さがアダになり、
突然はねるような感じでシャフトがたわみ、
そのままシステムごと冠動脈からはじき飛ばされて抜けてしまうといったことを繰り
返しました。
例えばマーベリックなどでは、カテが抜けそうになってから完全に抜けるまでの挙動

もう少しゆっくとしていてコントロールしやすいような感じがします。

1.25の後にIVUSを使ったことはないので通過性はわかりません。

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○○です

皆さま、鎌倉ライブでは御世話になりました。
有り難うございました。

私の一発芸、「5Fr de Percu」うけて良かったです!
過去に某先生より「プレゼンは内容も大切だけど、笑いがなければ通用しない!」と
教わったもので、笑いネタも交えてみました。

私としては深く入れる方が良く吸えるような気がしますので、入るのでしたら病変や
入れたステントを越してまでdeepするのが良いと思います。
最近、Zuma 5Frはほとんど使用しておりませんで、柔らかさよりも操作性の良さを買っ
てBrite tip 5Frを使用しております。

私も「6Fr & 子カテde Percu」もやってみたいなぁと思います。

私としては○○先生の5.5Frという発想がとても楽しいネタでした。
5.5Frだと、四捨五入で6Frになるので、5.4Frで出来ないものかと真剣に考えており
ます。

ライブ1日目で宴会も含めて力を使い果たし、2日目のライブはちゃんと見るだけの
集中力が無く、反省しております。根性不足です。
2日目の仕事としては、○○先生の壇上の晴れ姿の写真を撮り、流暢な英語での質問
を聞いただけで終わりでした。

************************************

○○です。
鎌倉ライブにご参加の皆様、大変お疲れ様でした。
今年は私にとって非常に実りの多い1年でした。
5月に今の病院に移り、6月に○○先生から八戸ミニライブの
お誘いを受けてから、北光ライブ、北海道ライブ、そして
八戸ライブからTRA-netへの加入、釜山ライブに鎌倉ライブと
めまぐるしい半年間でしたが、この間素晴らしい先生方(メ−カ−さんも)に
出会えることができました。特にTRIを中心に集まった先生方には
全国どこに行っても気軽に話しかけていただき、すぐに仲間に
入らせてもらいました。感謝感激です。本当に有難うございました。
鎌倉ライブは久しぶりの参加でしたが、初めて目にしたDr.Sakai's Viewでの
熱い、そして面白い討論会は衝撃的でもあり、一種のカルチャーショックでした。
思えば北海道にはTRIをfeatureしたライブはなく、あのようなフランクな
研究会も今だ少ない状況です。宴会でも言いましたが、来年は
是非「北海道TRI教育ライブ」なんていうものが出来たらいいなぁと
今密かに根回し(いや、企画)中です。いけそうだったら、もちろん
TRA-netの皆様にご協力をお願いすることとなると思います。
またご連絡しますのでよろしくお願い申し上げます。
では年末の折り、皆様飲み過ぎませんように(お前に言われたくない?)
くれぐれもご自愛下さいませ。

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○○です。

鎌倉ライブでは、TRA-netの多くのメンバーの方々のプレゼンテーションやご意見を
いただき、大変勉強になりました。
夜の教育セッションはまるで”メール版であるTRA-net”を”TRA-net実写版”で見て
いるような雰囲気で、本音をどんどん言っていただき、他のライブや研究会にはない
ユニークなセッションになったと思っています。

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○○です。

鎌倉ライブにご参加の皆様、本当にお疲れさまでした。
私はこれまで機会がなくて、実は鎌倉ライブは初参加でした。
うわさの教育セッションの雰囲気も生で味わえて、感激です。
それにたくさんの先生方とも話ができて有意義な二日間でした。
自分でも是非tryしてみようと思うものがたくさんあり、勉強になりました。
それにTRA-netには入ってまもないですが、net上での討論からもたくさん
勉強させていただいています。
この場をかりてお礼申し上げます。
今後とも宜しくお願い申し上げます。

企画隊長の○○先生、
是非北海道にも何でもありのTRIの会を作ってください!
実現するのを楽しみにしています。

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○○です。

○○先生、北海道の教育的TRIライブ是非 実現させて下さい
その際は自腹を切って出かけて行きますので・・・
実は関西も九州、八戸、鎌倉の様な良い雰囲気の
TRIライブってあんまりない様な気がします
IVUSをfeatureした素晴らしいライブはありますが
その他のは・・・・・ こんなこと書いていいのかな?
でも、関西のもっともっと芸人魂で頑張りたいと
思います

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○○です

○○先生の教育講演の質問でも出たのですが
5F de Parcuの場合の患者さんへの請求は
吸引カテとGurde wireは別々に償還価格が付いている
はずですので、別々に使用した場合は別々に請求できる
はずです 病院が買うのはセットですけどね

やはりもうそろそろメドトロは全国的にセット販売を止めるべきだと
思います

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○○です。

鎌倉ライブにご参加の先生方、お疲れ様です。
TRA-netのオフ会のようなのりで、本当に大盛会でした。裏コメは結構きわどい発言
の連続でしたね。小生なりには、いささか軽率な発言であったと反省しております。
不愉快にお感じの方がおられたかと存じますが、どうぞ平に御容赦下さい。また多く
の教育的な演題に恵まれ、特に初日夜のセッションは、非常に勉強になりました。
MLのような不躾な質問を連発し、お恥ずかしい限りです。特に5F de Percuは早速実
戦投入を目論んでおります。りんくうのショートTipsもテンポよく印象に残りまし
た。

その後のTRA恒例の飲み会では、初めて北日本の先生方とじっくりお話できて、大変
面白かったです。

と言うわけで、来年もまた終結したいと心から願う素晴らしい会でありました。今後
ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。特に○○先生、○○先生、この場をお借りし
て篤く御礼申し上げます。

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○○です。今夜は当直で在院しております。さっきERから呼ばれたんですが、
PSVTでした。

ウチのERは運用上、1次救急の振り分けは、ER看護師が行っていますが、それなりに
うまく機能しています。
外科系、内科系、マイナー系1名ずつ、それに加え救急センター3-4名、循環器、呼吸
器、消化器など各科院内当直体制です。
私大ですから原則的に医師のコストが低いので、多くのスタッフが院内拘束です。
しかし個人的には、精神的ストレスが少なくて結構気に入っております。

○○先生、鎌倉でお会いできなくて残念でした。事件のリンクですが、恐る恐る見て
きました。
凄いことになってますね。一般に公立私立問わず、本邦の一部の医療現場がこれまで
内包してきた諸問題が、まさに凝縮されています。
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○○です。

○○先生resありがとうございます。

> 最近、Zuma 5Frはほとんど使用しておりませんで、柔らかさよりも操作性の良さを買っ
> てBrite tip 5Frを使用しております。

mini-lectureのなかでも海外のGuestも
5Fr.PCI一押しの先生が多い印象でした。
今またダウンサイジングを計るべき世情でしょうか。
Brite tip 5Fr.をさっそく取り寄せてみます。

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