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○○です。

皆様、ありがとうございます。
皆様のご助言は決して忘れないようにしたいと思います。
今後も皆様のお力を是非お借りしたいと思います。

今回のcaseですが、自分の力量、施設の力量を総合的に考え、自分の中では
PCIは見送り、しかるべき施設でPCI or CABGすべきという結論に達しました。
もし、なにかトラブルがあったら生命にかかわる場合はやはり、”えい、やっ!”は
いけないと悟りました。

そして、帰ってきた部長と相談したんですが、
部長は今までbodyなどの比較的riskの少ないUPLMTは当院でPCIするというスタンスを
持っており、今回もPCIでいくと言われました。
ただ、当院で行うときは今までもそうでしたが、県内では信頼できる先生が近くにい
らっしゃるのですが、その先生をいつも助っ人で呼んで行っています。
今回も今日、DCAのためうちにいらっしゃれるのでそのときにあわせてするというこ
とになりました。
もちろんIVUSで確認して少しでも危うそうだったら撤退です。
<中略>


PCIについて御助言いただいた先生方の方法を十分取り入れて今日、やってきます。

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○○です。

書き忘れましたが、今回の治療方針の決定に関しては
患者・ご家族ともリスクや治療方針について十分お話しましたが、”ぜひ当科でPCI
を”とご希望されたということもあります。

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○○です。

先週起こった事例です。post-LargeMI(LAD)+RCA diffuse lesionに対して待機的
PCIを予定しました。徐脈になるもののback-up pacing(スクリューインタイプ)が
効を奏し、リズム良くPCIをしていました。無事ステント留置も終了しback-up
pacingを除去したのち確認造影をしようと思っていると、徐々に血圧が低下し脈拍が
増えてきました。確認すると右冠動脈末梢のflowがやや悪化しており、大きな右室枝
が閉塞していました。とりあえずNADを投与すると血圧が維持できましたので、必死
で冠動脈の出血部位を探しましたがどこにも見つかりません。右室梗塞?などとおよ
そあり得ないことも考えましたが、血圧がある程度改善すると末梢のflowも良くなり
右室枝も流れ出しましたので否定的。そうこうしているうちにエコーが届きやはりタ
ンポナーデということでドレナージが留置されました。賢明な皆様にはもうお分かり
でしょう。残るタンポナーデの原因はBack-up pacing(スクリューインタイプ)しか
ありません。「ちゃんと右回しで留置して、左回しで抜去したのに…なんでや!!
!」と愚痴りながら右室造影までしましたが出血部位はわかりませんでした。ドレ
ナージ、プロタミン、止血剤で4時間後にはドレーンからの出血も止まり、SATの時
期も過ぎたのでそろそろ退院ですが、仕様書どうりに使用しているのにこんなことに
なるなんて納得がいかず、M社によると「スクリューインタイプによるタンポナーデ
は1例報告があるようで今回が2例目です。」とのことです。みなさんスクリューイ
ンタイプの一時ペーシングを使用するときは心尖部FreeWallではなくSeptalに向けて
先端をスクリューインするぐらいの細心の注意が必要です。

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○○です

Screw inのリードではRV free wallでは十分にその可能性はあるでしょうね。
ヘパリン(-)、抗血小板剤(-)の状況ではたぶん出血してもすぐに止まるし分からない
だけかも知れません。
ところでなんでscrew in使ったの?

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僕も全く同じ疑問です。どうしてscrew in?

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○○です。

> ところでなんでscrew in使ったの?

○○先生、○○先生の御質問にお答えします。
「緊急体外式ペーシングに使用するディスポのペーシングカテーテルとしてスク
リューインタイプを既存品の変わりに導入して欲しい。」と不整脈担当の医師から要
望があり、とりあえずelectiveに使用してみようとした初回でした。○○先生の御指
摘の点は気になっていましたが、大丈夫というメーカーの言葉を鵜呑みにしてしまい
ました。

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○○です。

<中略>

昨日、PCI行いましたので結果をご報告致します。

IABP supported 8Fr.TFI with (県内では信頼の置ける先生の立会いあり)
Target lesion LMT:50%〜#6:90%
System
G.C. : 8Fr. JOGUIDE JL4.0 SH
G.W. : Rinato×2
B.C. : CrossSail 3.0×20mm
NC Viva 5.0×10mm
Stent: BxVelocity 3.5×23mm
wire crossでflowが悪化する可能性があったため最初からIABP support。
IVUS前にLCxにもwireing。
IVUS所見はLAD lesion diatal reference m-m:3.5mm, LD:3.2-3.3mm, LMT:
5.5mm。lesion lengthは23mmぎりぎりでした。lesionはnegative remoderingしてお
り、plaqueの性状はelasticではっきりしたlipid poolは認めず、calc.は軽度でし
た。
LCxにはIVUSしませんでしたが、angio上はほぼ狭窄なし、MLD:約4mmと判断。

CrossSailでpreをかけ、angio上dissecton無いことを確認。
Bxを14atm、LCx jailで留置。LCxへのshiftは極軽度。
LMTだけNC Viva 6atmでStentをappositeさせてからLCxのwireをStent内から
recross。
もう1度、NC Viva 12atmでしっかりStentを拡張。
LCxのストラット越しにCrossSailで4→6atm、8→10atm、12atmと3段階にわけ徐々に
ストラットを拡張。
Stent balloon(LAD) & CrossSail(LCx)でKBT12atmで終了。
angio上はLCx take offに僅かな狭窄が残存。
post prosedure IVUS所見はLMT Stent appositionはgood、LAD Stentはほぼ正円形に
拡張されておりMLD: 3.3-3.4mm、LCxはほぼ狭窄なし(数値は忘れました)。
術中、血圧低下やslow flowはありませんでした。

以上の結果でした。

JCLは1度しか使用経験が無く、TFIでのEBUは使用経験ゼロでしたので挙動が比較的分
かっているJLを使用しました。StentはSATのことを考えるとTristarがよいのでは、
というご助言もあったのですが、Tristarはメーカー推奨の最大拡張が4.5mmまででし
たためBxを選択しました。LCxのballoonは@LADのpreで3.0mmを使用したことAKBTの
際、3.5&3.5mmではLMTのStentが過拡張されたり楕円に変形してしまうのではないか
という危惧のため3.0mmを使用しました。

結果的にinitial resultはsuccessでしたのでとりあえずホッとしています。あと数
日間はまだまだ油断できませんが・・・
ただ、たまたまsuccsessであっただけでsuboptimal/failureの可能性もあったわけで
す。
”そのときはどうするつもりだったの?”
最悪の事態を想定するとPB(LMT→LAD)入れて心外のある病院へ搬送になるわけです。
PCIするにしても無理にうちでしなくてはならない理由はありません。unstableで搬
送できないわけではないのですから。
可能性は低くても0でない以上、トラブルは必ず起こるわけです。そのトラブルが生
命に直結する場合はトラブルが起こっても対応できる病院で手技を行うか、CABGのい
ずれかを選択すべきだと思いました。
以後、肝に銘じます。

以上、ご報告です。

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○○です。

「入っててよかったTRAネット!」
このフレーズがぴったりの最近のTRA-netですが、本当に恐るべしTRA-netです。
最近三日間忙しくメールを開けていなかったらなんと23通の新着メッセージ!
retrospectiveにメールを見直してこういう活用方法があったかと感動しています。

やっぱり、入っててよかったTRAネット!

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○○です

Congratulation! ○○先生、無事、PCI終了、おめでとうございます。夜にメールが
なかったので、ちょっと心配していたところです。この症例は、Tra-netを通して先
生は考えに考え抜いてから手を出したわけですから、「えい、やぁ!」では決してな
いと思います。

minorコメントをいくつか
>wire crossでflowが悪化する可能性があったため最初からIABP support。
IABP入れるつもりなら、この、最初から、というのが一番安全です。私も同じ。

>LMTだけNC Viva 6atmでStentをappositeさせてからLCxのwireをStent内から
recross。
これは、一度LCxのワイヤを抜いたのでしょうか? この症例はLMT-LCxの角度がも
ともと浅いからよいのですが、このワイヤをjailさせる手技の一番重要な目的は、側
枝の分岐角度を浅くすることです。抜いてしまって、分岐が急峻な形にもどってしま
い、ストラットのリクロスに時に難渋することがあります。私は、jailワイヤを残し
て、LADのワイヤでストラットを通すスタイルを好みます。

>JCLは1度しか使用経験が無く、TFIでのEBUは使用経験ゼロでしたので挙動が比較的
分かっているJLを使用しました。
これは、理由がしっかりしているわけですから、立派なご選択だと思います。ある意
味では、私が何でもEBUでやりたがる(一番なれている)のと同じ理由ですよね。

>ただ、たまたまsuccsessであっただけでsuboptimal/failureの可能性もあったわけ
です。”そのときはどうするつもりだったの?”最悪の事態を想定すると
PB(LMT→LAD)入れて心外のある病院へ搬送になるわけです。

僕が提示した、“non-protected LMTにPCIする条件”を満たしていれば、こういう事
態には滅多になりません。もう一度、少し言葉を代えて書きます。LMT-LADにきちん
とステントが入る自信がありますよね? 万一、plaque shiftでLCxがdelayになっ
ても、LMT-LADのステントとIABP入っていればショックにならないですよね? この2
つにyesといえて、それを実行できれば、あとはblow-out ruptureとか、no-flowを心
配すればよいだけではないでしょうか? ただ、“non-protected LMTにelective(
! ) PCIする”のであれば、まあ、普通に考えればsurgical back-upは必要なんで
しょうが・・・

○○先生、質問が一つ。CSAはいくらでした? LADとLMT、各々教えてもらえばと思
います。

non-protected LMT、全部がPCI適応とは言いませんが、一度このコツをつかんでしま
えば、極論すれば分枝のでかいbifurcation lesionにすぎず、ロータやDCAをかまさ
ない限り、たとえば対側造影下CTO開けなんかより、手技としては容易だと思ってい
ます。さあ、皆さんもどんどん広げていきましょう!

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○○です

○○先生 おつかれさまでした
ここまで、考えられてPCIを選択し、Initial Successが得ら
れたのは
すばらしい事だと思います
決して「えい やっ!」なんてことはないと思います
私はLMT病変でElectiveは基本的にはCABGと考えていますが
皆さんのご意見を拝見していると、私の考えは古いのかなとも
思ってしまいます
私の技術、施設の技術、外科の技術(当院ではなかなか緊急CABGを
してもらえない、何度もお願いしてようやくと言ったケースが多く、それも
準備に最低でも2時間は待たされてしまう現状もあります)が向上されれば
Tryを考えるかも知れません

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○○です。

○○先生。おめでとうございます。
レス遅くてすいませんでした。

不愉快になんて、全然思いません。逆に一緒にハラハラドキドキで随分楽しませていただ
いたかもしれません。

当院はLMTは第一選択はバイパスです。第一選択は施設によって、外科の力量とインタ
ーベンションの力量のバランスで決まってくると思います。ステント療法の合併症にSA
Tが1%くらいあるとすれば、待機的CABGの死亡率が1%以下であれば、再狭窄の分
を差し引いてCABGの方が優れているでしょう。

ただ、LMTのPCIを全然やってないの?と言われれば、CABGのハイリスク例を結
局PCIしていますから、それなりに当院でもやってます。待機的LMTでカテ室内でC
PRになったことも考えてみたらないですね。私としては、Cypherが出たら再狭窄の分が
なくなるので、バイパスと同等になるのかな、と考えています。

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○○です。

○○先生お疲れさまでした。
他のInterventionalistの先生方の意見を聞かれることによって「えい、やぁ!」のInterventionではなくなり、すばらしい結果を得られて本当に良かったですね。
私が所属している○○医大と現在留学しているLenox Hill HospitalではCABGハイリスク症例をのぞいてはLMTへのelective PCIをしないのでどんな結果になるのかハラハラしながらmailを見ていました。今後Drug eluting stentが出てきてもこういうBifurcationの絡んだlesionはPCI or CABGの議論はつきないのでしょうね。
さて、現在IVUSで留学している私としてはIVUS所見が気になるところなので少し教えて下さい。
*LADとLMTのminimum lumen CSAとMLDはいくつでしたか?
*LMTのulcerationはやはりruptured plaqueでしたか?
*LMTのcalcificationの程度はどうでしたか?
*LADに他のruptured plaqueはありませんでしたか?
簡単で結構ですので教えて下さい。

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○○です。

○○先生の症例は、

1,地方都市の中堅どころの病院で、
2,しかも心臓外科のバックアップが院内にない施設で、
3,かつ循環器科の2番手以下の先生の立場で、
4,でも、何とかその患者さんにとって最良のストラテジーを選択してあげたいと思
う真摯な気持ちで患者さんに接する若手の先生、

の苦悩が見え隠れする興味ある症例でした。
メールを読むだけでも為になる情報はいくつもあったと思います。

TRA-netとしては、こういう利用の仕方も大歓迎です。

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○○です。

non-protected LMT に対するPCIの適応について、○○先生や○○先生から、施設と
しての外科の力量についてのコメントが出されましたが、僕の考えはちょっと違いま
す。去年も、今年も、術者は変わりましたが、CABGについては何の不満もない環境で
仕事をさせてもらっています。原則的に、off-pump、all動脈グラフトでつないでも
らえ、内科チーム一同、ひとたびつないだグラフトというのは基本的に全部流れてい
て、術後のPCIはいらないもんだと確信できています。緊急も、術者の先生さえい
らっしゃれば、いつでもOKです。先日、○○先生から提示させてもらった心室中隔穿
孔の超高齢者も、家族の強い希望があったため手術依頼をしたところ、すぐ気持ちよ
くでやってくださいました。定時手術に引き続いて当日2例目の症例となり、18時位
のスタートでしたが、木曜日のうちにはVSP閉鎖を無事終了、本日IABP抜去の運びと
なりました!!

自分は、外科がどんなによくても、cypherが使えない今のPCIのデータでも、CSAを
しっかり確保することができれば遠隔期の成績も良好ですから、侵襲度の点を考えれ
ば、すでにCABGよりPCIが有利だと考えています。SATですが、おそらく正確な統計な
どはないでしょうが、こうやって巨大に広げたLMTで、IVUSで結果を確認し、しっか
りアス・パナを飲んでいれば、1%よりははるかに低いと思います。あとは、術中の
MACEですが、off-pump CABGと比較し、自分が何度か書いてきた2原則さえみたしてい
れば、そんなに変わらないと思うんですが。

super-dominant LCxであるLMTにどうするかは、まだ課題です。自分のDCAの力量は、
とてもそこまではいっていません。これから、さらに精進したいと思っています。

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○○です

○○先生はすばらしい外科チームをお持ちで、うらやましい
限りです
こんなこと書いたらうちの外科に怒られそうですが
うちの外科も決して成績が悪いわけではないと信じておりますが
ひとたび緊急となると、及び腰になってしまいます
さすがに命に関わるような位のものはすぐにしてくれますが
口癖はIABP入れて、様子見て来週にしよう!

LMTのPCIですが、実は昨年 PCI後にパナルジンが肝障害のために
内服できない症例があり、プレタールに変更したのですが
2週間後にCPAOAで帰ってきてしまいました
それ以来ElectiveでHight Risk CABG症例以外はやはり
CABGだなと考えを強くしました
しかし、○○先生の話を考えると症例によってはありかな
とちょっと考えが変わりつつありますが、そのためには
自分(施設も含め)の技量をもった高めなければならないと
思っております

○○先生、是非カテラボ見学を実現させたい思っておりますので
是非 よろしくお願いします

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○○です。

皆さん温かいお言葉、ありがとうございます。
内心ホッとしました。
患者さんも順調です。
先日のIVUS所見は術中の大まかな読みでしたので、もう一度自分で計測し直してみました。

*LADとLMTのminimum lumen CSAとMLDはいくつでしたか?
*LMTのulcerationはやはりruptured plaqueでしたか?
*LMTのcalcificationの程度はどうでしたか?
*LADに他のruptured plaqueはありませんでしたか?

LAD lesion distal reference site(stent distal edge の landing point)
m-m: 3.5mm
MLD: 2.4mm
VA: 9.2m?
LA: 4.7m?
PA: 4.5m?
LAD lesion
m-m: 3.7mm
MLD: 1.4mm
VA: 10.5m?
LA: 1.6m?
PA: 8.9m?
LMT lesion
m-m: 5.2mm
MLD: 3.1mm
VA: 21.0m?
LA: 8.1m?
PA: 18.9m?

LAD lesionはIVUS cathきつきつでした。
LMTはplaqueでechoが減衰してしまいmediaがはっきりしませんが、恐らくこの程度だと思います。
LMTのruptured plaqueは今回angioでもはっきりしなくなっておりhearingしたのかなと思いました。IVUSでもはっきりしませんでした。
LADはlesionの向こう側にもplaqueが連続していました。しかし、plaque ruptureはありませんでした。
calc.はLADにはなく、LMTのbifurcation近くにsurperficialなものが心外膜側に70-80°程度存在しました。

以上、追加のご報告です。

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○○と申します。
この度、新規登録させていただくこととなりました。

簡単な自己紹介をさせていただくと、
○○大学平成3年卒でPCIのオペレーターを初めて5年程度です。これまでの症例数
は300位でしょうか。
今年の春から○○病院第に勤務することとなり、年間のPCIは100〜120程
度の病院で、循環器は常勤2人と、呼吸器を兼ねた研修の計3人でやってます。
循環器では初めて上に立つ立場になりましたが、何かと悩むことも多く、皆様の意見
を参考にさせていただきたいと思います。

宜しくお願いいたします。

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○○です。
先日、ようやくIkari Rを使う症例に遭遇いたしました(非常に快適にIVUS→CBA
→stentと進めさせていただきました)(ものすごく弱小施設のために慢性的症例不
足なのです)。

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はじめまして。この度、新たにTRA-Netに新規登録・参加させて頂くことになりまし
た○○病院の○○と申します。

私は平成10年○○大学を卒業しまして、本年4月より○○病院に勤務しておりま
す。TRIはおろかPCI自体も今年から初めるという全くの”ぺーぺー”ですが、当院松○○部長、○○副部長の叱咤激励のもとTRIに精を出している日々です
徐々にCTOはじめcomplexにも手を出させて頂いているこの好環境の中で、部長ゆずり
のRock spiritsをもって、副部長ゆずりの尿管結石にも負けず頑張っていく所存です。

皆様の貴重なご意見・ご経験を今後の指針・糧にしてゆきたく思いますので、どうぞ
今後ともよろしくお願いいたします。

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皆さん、初めまして。○○病院の○○といいます。
s63に○○を卒業、以後同大学循内に所属してましたが、昨年医局を
離れ?在の病院で循環器科立ち上げしてます。皆様の仲間に
入れていただきPCIの勉強をしたいのでどうかよろしくお願いします。

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○○です。

先週の金曜日に○○先生にRadispo講習に来ていただきました。団子固定に比べ
今のところ患者さんの受けは非常によく、かなり違う、との印象をもっています。
以前Tra-netでもradial << femoral+Closerと書きましたがうちのRadial止血が
悪いだけだったのかもしれません。

とにかく、○○先生 遠路はるばるお疲れ様でした。ありがとうございました。

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○○です

私もJacctarとしてこっそりと参加してきました
(一部の先生方には発表してる姿を見られてしまいましたが・・・・)
初日には参加できませんでしたが、K病院もTRIでしたか・・
ということはJACCTのライブはTRI主体ってことですね
二日目、三日目も当然のようにTRIでした
JACCTで少し話題になっていましたが、ローターの回転数ですが
皆様はどうなさっているのでしょうか? 私は17万ですが
高回転の方が良いのでしょうか?

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○○です

うちは「ちびとめた君」なんです、以前Radispoを少しだけ使った
んですが締める調整具合が良く分からなくて
とめた君なら圧で調整できるんで、今は気にいってます
Radispoを使う上でのコツってあるんでしょうか?

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○○です

JACCTのライブでの追加です・・・
当然のようにIVUSは不要ですとライブでは皆さんおっしゃっていました
TRIVUS派としては寂しい限りでした

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○○、これからTCT初日のセッションです。朝の7時を少し回ったところです。

ロータの回転数は、私は両方のやり方を試してみましたが、高速の方が、短時間で手
技が終わって遥かに安全だと思っています。1.5mmで220,000rpm、1.75mmで
210,000rpmくらいが原則ですが、削れが悪い印象があればすぐに回転数upします。
2.0mm以上の大口径burrはこのところまったく使わなくなりました。6FR TRIで、原
則的にしてるもんですから。

ただし、手早くpeckingしながら1回のrunは最大10秒、回転数は落としても3000rpm
(どこぞのように、何万dropなんてとても恐ろしくてできません)。殆どの病変で3
回くらいでpassしますが、これ以上かかると、こいつは硬くて大変だぞ、回転数落と
すとflow悪くなりはせんか、と用心をさらにします。

でも、ロータのこうした技術論は、とても統計学的有意差で論ずるような学問にはな
らないんで、それぞれの先生がご自分の好みでやるしかない部分が一番多いと思って
います。

さあ、シリウス1000どんな結果か楽しみです。会場にいくことにします。

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○○です

○○先生 遠いところからレスありがとうございました
今度は高速回転で試してみます
TCTの情報とかもお願いします

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○○です。

> うちは「ちびとめた君」なんです、以前Radispoを少しだけ使った
> んですが締める調整具合が良く分からなくて
> とめた君なら圧で調整できるんで、今は気にいってます
> Radispoを使う上でのコツってあるんでしょうか?

RadispoとAdaptyの開発時のコンセプトは、
1,皮膚に優しい器具(粘着テープを使用しない)
2,手首の腫脹を作らない(尺骨側を圧迫しない)
3,橈骨動脈の血流を確保しながらの圧迫止血(橈骨動脈の閉塞率を少しでも下げる)
4,圧迫部が見えて術後看護がしやすい構造(器具の透明性、視認性)
5,とにかくシンプルで安い(なるべくならシースのおまけに付けてタダで配ること
ができるように)

というものでした。

1998年に試作を始めましたが、スポーツ店を10軒ほど周り、あらゆる会社のサッ
カーのストッキング止めを買い集め、手芸店で買ったフックを縫いつけてベルトを作
りました。また、ホームセンターからアクリル板を買って切断したり熱で曲げたりし
て試作第1号期が完成し、1998年9月、葉山で開催されたあの伝説の”第一回マ
ニアックカンファランス”にて発表しました。当時はまだ1つ1つステップティPの
パット部分を外してアクリル板に貼り付けるタイプのものでした。
その後改良し、ディスポタイプが2社から発売されるようになりました。

さて、使い方ですが、
1,手技終了後、患部をイソジンとハイポで消毒し、ガーゼで水分を拭き取る。
2,シースを2cmほど引き、スパスムが起こっていないかどうかを確認する。
3,Radispoのゲルの中心をシース進入部に当てて、ベルトのフックをアクリル板の
両方に掛ける。(まだきつくは締めません)
4,ゲル部分を抑えながらシースを抜去する。
5,ベルトを締めて固定する。
6,アクリル板が手首と平行になるように調整する。
7,圧迫部の上流と下流の脈拍を確認する。(血流の確認)

よく”ベルトの締め具合は?”を質問されるのですが、上記の開発コンセプトに照ら
しあわせますれば、
“橈骨動脈の血流を確保しながら、出血しない程度の適度の締め具合”というファジー
な答えになってしまいます。
患者さんは痛がりませんし、手首の固定もしない、安静度の制限も食事の制限もない
ので、それなら少々長くつけていても問題はなく、むしろその方が橈骨動脈の閉塞率
を下げるのではないか(論文はありません)と考えるからです。

術後当院では、
6F―4時間、5F―3時間、4F−2時間で圧迫を緩和し、翌朝カットバンに替え
ます。圧迫を緩めるときに再出血した場合は、またチョットベルトを締めてしばらく
置きます。
圧迫時間を短くしようと考えるなら、それはベルトを強く締めれば簡単にできます。
しかしそれでは閉塞率が上がってしまう可能性があるので、
“緩く、痛くなく、長めに”圧迫止血してください。

少々出血があってもTRAなら、TFAやTBAのような”重大な合併症”になるこ
とはありません。
患者さんが楽で、看護婦さんが楽で(術後看護がしやすい)、医者も楽なら(重大合
併症がない)なら、みんながハッピーな”最大多数の最大幸福”となります。

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○○です。

PCIの話でなく恐縮しますが教えてください。
アセチルコリン負荷についてなのですが、smallRCAにアセチルコリン20μg冠注した
ところびまん性にれん縮がきてカテwedgeして一過性にST上昇、同時にPAfになってし
まった患者がいました。すぐにカテを抜き再造影しましたが全体的に細くはなってい
ましたが造影遅延はなく#1にカテ先spasmと思われる90%狭窄を認めました。検査続行
は困難で中止。判定もつかず困ってしまったいました。
皆さんはsmallRCAに対してspasm検査はどのようにしてるでしょうか?必要ないので
しょうか?本症例ではRCAは二番まで、比較的大きなAMbranchがありましたが。

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