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○○といいます。

いつも楽しく学ばせていただいています。それにしてもメンバー構成をみると日本各地でこのメーリングリストがおこなわれている様でなんかすごいですね。

本日すこし困った症例に出会ったので、今後の参考にできればとアドバイスをいただきたく筆をとりました。

症例は73歳、女性。152cm、45kg。安定狭心症の患者で、昨年12月#7にS670 3.0*18を留置し、再狭窄を来たしたため本日TRA(rt-radial approach)を施行しました。MAVERICK2 3.0*15で14気圧60秒にてPOBA施行し、狭窄は改善したのですが、その後がすこし問題でした。

当院では、TRA後はとめた君を使用していて、最終血圧+30torrまでまず上昇させシースを抜去し、その後カテ室で120torrまで低下、あとは病棟で6時間ほどで20torrまで下げてもらうというようにしています。

ところが、この患者は手首が細いためとめた君の位置がうまく定まらずにoozingが続いてしまったので、もう手でとめてしまおうと安易に考え、用手圧迫を行いました。しかし、圧迫もまずかったのでしょうが一時間ほどたっても出血がとまらず、他の仕事もあるし患者さんはなんかきまずそうにしてるし僕の手もたいがいしびれるし、ということで、、、ステプティ?を使用し、事なきを得ました。ちなみに、バイアスピリン1Tと(今話題の)パナルジン2Tを内服中で、かつヘパリン7000単位ia後1時間ほどの状態でした。

(話長くてごめんなさい。)

そこで、質問なんですが、 radial arteryはfemoral arteryと違って、用手圧迫はやっぱりむずかしいもんなんでしょうか?
血管も細いし、乱流やら層流やらよくわかりませんがなんか流れ方は違いそうですが、どなたか用手圧迫をしたご経験のある方、是非教えていただけないでしょうか。

よろしくお願いします。

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みなさんこんばんは。
○○です。すっとROMですが楽しませて
いただいています。○○医大を5月に離れてから長崎におります。

「止血」といえば研修医の仕事だったので研修医時代はたくさんさせて
いただきました。femoralですとバルパン後の10Frの穴でも押さえていれば
なんとかとまったものですが、僕も疑問におもって「radialも押さえて
とまるんじゃないですか?」とオーベンに聞いたところ
「やれるもんならやってみろ」と一蹴されてしまいました。
なんでも血腫のできるスペースがないのでradialはとまりにくいとの
ことでしたが。文献的な裏付けはないですが・・・
 ちなみに僕のいたところではステプティを使っていましたが、
午後がカテでしたのでステプティは原則翌朝はがしていました。
(夜なにかあってもイヤなので)

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○○です

以前、○○医大がTFIをしている頃にも少しだけTRIをしたのですが
その時は緊急症例で、止めた君も、ラディスポも知らない時代だったんですが
通常どおり、ヘパリン100単位/Kgでパナルジン2T,アスピリン2Tで用手圧迫をしました
やはり、閉塞が怖いので特に力を入れることなくそーと押さえて止血した記憶があります

ところで止めた君の減圧方法ですがうちでは初めの15分間 240mmHgで
その後120mmHgで15分間、90mmHg 30分間、60mmHg 1時間、30mmHg 2時間
とかなり細かくて結構不評です どなたか良いプロトコール知りませんか?

手首が細かったり、Radial a.は手の外側にあるため時々止めた君の固定が悪い人が居るのも
事実ですね、ゼオンにはプレートの中心に穴が来なくて、端が腕にフィットするように改良を
お願いしてるのですが・・・・・・

どなたかいいアイデアありませんか?

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みなさんこんばんは。
○○と申します。
Interventionに関してはみなさまに意見する程の知識と経験がありませんが、止血に関しては最近までResidentでしたので経験豊富です。
Radialの止血も数回経験がありますが、やはり私の場合もほとんどの症例が止まりにくかった印象があります。私の場合は全て病棟に移動した後穿刺部位が腫れてきてしかたなく用手圧迫したのですが、Radialの止血困難な理由は私も周りの皮下組織が少ないからだと思います。(そのかわりに仮性動脈瘤もできにくいと思います)数十分押さえて最後にステプティーというのが良いのでは?
また余談ですが、止血ディバイスは昨年○○循環器病センターでステプティーとラディスポを使っていて今年は○○医大でとめ太君を使っていますが、前者2つ(特にステプティー)はディバイス除去後に皮膚表面の痂皮が剥がれ再出血したりテープ部分の表皮剥離することが時々ありましたがとめ太君ではそれらはなく患者さんのうけも一番良いと思います。どなたか絶対ずれない新とめ太君を開発してください。

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○○です。

○○先生こんにちは。もしご存知だったらスミマセン。
○○病院時代からそうでしたが、TRA/TRIの止血には○○病院の○○先生が考案された”小とめ太”を使用しています。手首にmachするようにとめ太を一回り小さくしたものです。手首の細い方には特に有効だと思います。ただしがっちり体型で手首の太い方には従来の”とめ太くん”の方がよいように思います。
ただし、これでも穿刺部に十分な圧迫がかからず、難渋するケースはありますが、そんなときは加圧バッグの両端のビニルテープと手首の隙間にガーゼを細く丸めたものを差し込んで穿刺部が加圧バッグの中心になるよう位置を調整しています。私の経験ではこれで止血できなかったことはありません。確実な止血という点ではアダプティ/ラディスポの方が勝っていると思いますが、圧に定量性があり誰でも(Nsでも)減圧できるという点ではとめ太/小とめ太にadvantageがあると思います。
PCI時の減圧に関しては(自己流でやってますので参考にならないかもしれませんが、、、)
1,160-180mmHg(有効な加圧が出来ない場合は240mmHg位まで上げることがあります)で30分。
2,100mmHgで30分。
3,80mmHgで30分。
4,40mmHgで4.5時間
のTotal6時間としています。最近もう少し減圧を早めても大丈夫かなぁと思ってます。

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○○です

○○先生 お久しぶりです
小とめた君(うちでは”ちびとめた君”と呼んでます)はうちでも使ってます
結構行けてますよ
とめた君の減圧の方法って色々あって
スタンダードって欲しいかなって思っています
ラディスポより、定量的減圧できるから 基本的には気に入ってます
でも、うちは大学病院なんで看護師さんたちは減圧してくれません
研修医が加圧器を持って走り回ってるのが気の毒で、簡単なプロトコールにしようと
考えています

熊本には私も参加しますので、みなさんよろしくお願いします
色々と勉強させて下さい

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○○です。
先年に比べてカテ・PCI数ともに少ない施設にかわりまして、さらにROMしてます。が、
毎回勉強させていただいてます。

ボクは”とめ太””小とめ太”を使用してます。だいたい最終血圧+20 torrでシー
スを抜いて、出血のないことを確認しつつ10分弱の時間で80-100torrまでが減圧しあ
とは15分おきに20torrずつ下げ、最終は10torrにしております。だいたい6時間圧迫
できれいになっています。10torrくらいでも特に出血しないようですし、20torrでは
疼痛を訴えられる方が多いようです。

もし出血した際は90torrまであげて、また減圧という指示にしてあります。当院は循
環器スタッフが少ないうえ?循環器専門病棟もないために看護師さんにある程度は任
せてあります。
圧迫解除後に出血した際にはステプティ+ガーゼ8つ折りでテープ固定(+必要なら
弾性包帯)としております。(稀ですが)
昨年、○○循環器病院にいたときにはステプティで止血しておりましたが、穿刺部が
見えない・加圧減圧ができるという点で”とめ太””小とめ太”が優れていると考え
ております。
尚、用手圧迫についてですが、○○循環器時代にボクも上司に「できるものならやっ
てみろ」と一笑に付されました。以後はステプティ+ガーゼで勝負してます。

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○○です。
8/3が近づいてきました。
○○先生!肥後っ子クラブではなく、肥後っ子倶楽部です。つい一週間程前に改名しました。この演題の内容に関しては、担当の○○先生も大変困られています。まじめな○○先生がどのように切りぬけるか、といったところも楽しみにしています。

8/3の研究会に演題を出される先生方にお願いです。研究会は数時間続く長丁場です。どうぞ、洒落のある内容で、一部笑いをとってください。AUDIENCEは身内ばかりですので、ギャグがすべっても、つらい仕打ちは無いと思います。特に、○○先生!期待しています。

今、まさに台風が九州を襲っています。8/3は天候に恵まれますように、週末加藤神社にお参りに行ってきます。

PS ネクタイ着用禁止ということで、派手なアロハを沖縄で購入しました。WIFEからは、不評です。

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 はじめまして。この度TRA-netに参加させていただくことになった○○大学・循環器内科の○○といいます。
 H10年に○○医大を卒業し、研修後2年間市立病院に勤務しておりましたが、今年から大学院生として大学に帰ってきました。冠動脈内皮細胞で実験を繰り返す日々ですが、インターベンションに関しても技術・知識を培っていきたいと思っております。
 何卒よろしくお願いいたします。

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○○です。      第43集関連画像を参照してください。
みなさんにRCAのGuiding Catheterのchoiceについてお伺いしたいと思います。(以前に話題になっていたならもう一度教えて下さい。)
先日77歳男性のRCA(#3)のAMI症例をTrans RadialでInterventionしたのですが、かなり苦労しました。なんせ石灰化が強く、最初の肩の所が上がっていて、AM bra.が出た直後の所も屈曲が強くStent(Velocity 3.0)を#4PD 90%の病変まで持っていけませんでした(でも、○○先生に代わってもらって事なきを得たのですけどね。○○先生お手数をおかけしました!)。この症例ではRCAのOrificeがRCCの後上部にあり私の使用したJR4.0のGuiding CatheterではBack upが悪くこのように辛い思いをしたように思います(結構出血もしてしまいました)。当施設ではIkari 1.5IRなども使用することもあるのですが今回の症例は#1の肩までの所に50%程度のいかにも硬そうな病変がありIkariによるDeep engageは危険かと思いました。今となればAmplatzを使えば良かったのかなとも思っているのですが、RCAのGuiding Catheterについて何か良い意見、アドバイスがあればお願いします。(長くてスミマセン)

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○○です

○○先生の症例についての追加ですが
思いのほか冠動脈が硬くて、GWぐらいではRCAはまったく
伸びずでした。 Deepに入れたくてもなかなか入らずに
○○先生の言われるように苦労しました。

今となっては思い切ってIkari IR1.5またはHS 1か2でずぼっと
入れてしまったほうがよかったかなと思いました

皆さんのご意見は如何でしょうか?

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○○です。

症例の写真とかないんでよく分かりませんが... 一般論として、僕だったら
AL+parallel wire (1本はgrandslam)って選択をすると思います。

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はじめまして。○○市民病院循環器内科の○○と申します。
平成2年○○大学卒業し、平成12年4月より○○で仕事させてもらっております。
皆様のご意見をお聞きして、たくさん勉強したいと思っております。
未熟者ですがよろしくお願いします。

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○○です。

右冠動脈のすごい肩上がり(イカリ肩?)で硬いときには、私は思いきってJL4を
使います。ズッポシDeepに入ります。
Kimmneyよりも先端が曲がっているぶんカテが落ちる確率が低いと思います。
どんな右用カテでもダメな時は、思い切って発想を変えてみては?

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○○です

○○先生のご意見には賛成です
まだ試したことないのですが、JL4は右のGCに使えるのではと
考えていました。 ちなみにテルモのIkari IR1.5 (右用のGC)を
左に使用してみましたが、これはエンゲージはするのですが、バックアップは
もう一つかなって感じでした。 でも、もう一工夫すれば使えるかもと
考えています。

○○先生の症例の写真を添付しておきます。
ちなみにJR4で、パラレルワイヤーを使用してステントを
閉塞部位と、その末梢の2箇所に留置しました
TRIをはじめて今までALのお世話になることもなく、JR4, IR1.5
、パラレルワイヤーでなんとか成功しています。

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○○です。

右の肩上がりで、肩上がりの頂点に25%程度ですが狭窄があるためdeep engageによる
解離が心配な症例ですね。また、入口部から1−2cmにも25%くらいあり、こちらも
ガイデイング解離が起きうる病変です。解離を恐れてdeepにしないとdeviceは通らないし
、いきなりdeepに持っていくと解離を起こしてしまうという、TRIでもTFIでも同様に悩む
症例と思います。しかしながら、インターベンションできなければ仕方がないので、結局
deepにするので、私ならIkariR 1.5でやると思います。IkariRは1.0から2.5まで0.5おき
にサイズがあります。1.5が私は標準と思っていますが、1.0を好まれる先生もいます。使
われた方はわかると思いますが、clockwiseに普通にまわすといきなりずぼっと入った位
置まで入ります。簡単にdeepの位置まで入ってしまいますので、ごちゃごちゃするのが嫌
いな私には時間短縮ができ、良好なカテです。その際に問題になるのは、右の入口からず
ぼっと入った位置までの間に狭窄がある例では、engageの段階で解離が生じる可能性があ
ります。したがって、入口に近い部の方が問題になるかもしれませんが、この位置だと結
局Judkinsを少し入れてもあたる位置なので思い切ってやってしまうでし
蛯B頂点の方は1.5ならば、最初のengageでは届かないと思われますのでそのままやりま
す。もう少し頂点までが近い例では1.0を使うと安心です。入ったあとで長い場合には少
し引き抜いて使用できますし、押し込んでも使えます(これは、TFIのJudkins Rでは絶対
にできないことです)。1.5でどのあたりまで入るかは、何例か使ってみると分かると思
います。長ければbackupが強く、短ければ解離のリスクが少ないので、サイズの選択は重
要ですが、初心者には迷ったら安全に短めを使うように指導しています。

尚、IkariRを左に使う場合は、2.0または2.5がお勧めです。1.5では短いです。先日左に
何を使っても入らない例にIkariR2.0でやりました。ご指摘のとおりバックアップは強く
ありませんでしたが、AAA合併例でTFI不可でしたので、助かりました。実はR2.5というの
は使い道があまりありません。右のCTO用および左用と私は考えています。

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○○です。

「イカリ肩にはIkariカテ!」キャッチフレーズとしてはゴロがいいですね。

さて、Ikari type guiding cath.とは○○先生の御考案なのでしょうか?先生の
メルを読んでましたら、そのカテをすっごくみてみたくなりました。(みなさんご
存じなのかもしれませんが、私田舎にいるもので、知らなくてすみません。)

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○○です。

Ikariカテは私の考案です。1994年にアイデアが浮かび、1995年に完成していましたが、
テルモがその後本当に動きが鈍く、ようやく今年使用できるようになりました。Catheter
ization and Cardiovascular Interventionの1998年に報告してあります。テルモに言っ
て頂ければ、すぐに持っていくと思いますが、古い.068のナイルは非常にできが悪く30
分くらいでだれてきますので、新しい内腔.071のハートレールのシャフトを持ってくるよ
うに注文してください。ハートレール版は結構いけると思います。ナイルの頃の古いカタ
ログを添付します。

宣伝のようで申し訳ありません。

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○○です。

開院に向けて工事中の病院でもrunning状態であり、
UAPやらAMIもぼつぼつ来てました。
先日AMI×2連発でLAD、RCAにそれぞれTRIでPCIを施行し
ルンルンでした。なんせ徒手圧迫が不要なのがいいですね。
6月移動した後W杯モードでROM状態でした。皆様お久しぶりです。

さて○○先生のRCAに対するGuidingの件ですが、
RCAに対してpower positionをとろうとすると、Guidingが
太い時代には反対側の大動脈に押し当てて“点”back upをとろうと
してましたが、6Fr、5Frと細くなってくると“面”でback upを
とろうと努力します。即ちRCAに対してはLCC〜RCCの弁輪部にカテーテルを
押しつけて、とぐろを巻くようにするのです。CAGでmultipurposeカテを
1st choiceにしている先生方が聞けば“当たり前だろ”とお叱りを受けそうですが…
カテの2nd カーブより手前が弁輪部を半周ぐらい回ってきてますので
なかなかLVにも落ちたりしません。私も苦い経験があります。3年ほど前の1例ですが、
shoulderと#2と#3が外側へ張り出すように蛇行しているRCA#3のAMIに対して
6Fr.TRI→TFIをしましたが手元にあるGuidingをすべて出し尽くしても
どうしてもGWすらpassしませんでした。その時MAC curveはありませんでした。
今回AMI×2連発のうちの1例が屈曲蛇行石灰化と3拍子揃ったRCAのAMIでしたが
現行ではmultipurposeに最もよく似たZuma 2のMAC curveがあり6Frパラレルで
問題なくS6が通ってゆきました。
○○先生の症例はRCA入口部からshoulderまで直線で結構距離もあるので、JRやALなど
尖端がすぐにカーブしているカテでdeep engageするより、尖端が曲がりの少ない
ソーンズカテに似たタイプ(MAC curveなど)の方がengageした後
power positionにする際にリスクが少ないと思いますがいかがなものでしょうか?

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○○です。

○○先生の症例ですが、○○先生同様、私も最初にZ2 MAC curveを考えました。です
が、確かにRCA#1の入口部が気になります。G.C.のinjuryが気になれば(以前もメー
ルに書いたことがありますが)Cordisから出ている○○先生の所の
custumがよいかもしれません。Long Britetipでしかも2nd curveのとこからはdeepに
入りにくい構造になっています。比較的stressは少ないかと思います。どうしても
deep sheatしないでJRよりもback upが欲しければCordis Britetip BR-REG(斎藤太
郎先生custum)は使えるかもしれません。それと私は使ったことがないんですが、Z2
SCR curveっていうのもどうでしょうか?
○○先生なら5Fr.deepでしょうか?

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○○です。

これは考え方かもしれませんが、皆さんの話を聞いているとカテ室が変な形の
(失礼!特に○○先生)カテで一杯になりそうです。僕はJL JR ALですること、
できるようになること、を考えたほうがいいと思います。

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○○です。

○○先生と好みは違いますが、原則的な考え方は近いです。私は、ガイドカテはおお
よそ、Judkins・Amplatz・Long-tip(EBU/MAC/Ikari−R/XB/Vodaなど、皆この仲間と
考えています)の3種類があって、それぞれの長所・短所を理解できれば、その一つ
を使い込むのが上達のコツだと思います。今日はこれ、明日はそれ、という選択でな
く、“自分は原則ガイドカテはこれではじめる”、という体制をとってこそ、その長
所・短所をよく把握できると思います。ちなみに、JudkinsnとLong-tipの長所・短所
は、ほとんど裏返しです。

個人的には、Judkinsで、ちょっとした操作でカテが外れかけるのが嫌いなんです
ね。○○先生は、JLのback-upが不足すると、ALなんでしょうが、私は、Long-tipの
方が好きです。また、手技の途中でガイドカテを変更するのは、最もお洒落でないと
思っちゃうほうなので、最初からback-upにマージンのあるカテで始めたいんです。
つい最近まで内径が0,070あって、いろんなStrategyが使えるのはZuma2だけしたか
ら、6Fr TRIに限れば、左は原則EBU、右はMACです。○○先生や齋藤滋先生にとっ
てのJL/JRとおんなじくらい、私にとっては、これ2つが最も使い込んだ道具なんで
すね。決して、特殊カーブでは、ないように思うんですが。

MAC3.5はtipが短く深く入らないので、殆ど、“後の大動脈壁についた”JRといった
感覚で使用でき、Shepherd's crookなら、Valsalvaの大きさと入口部から肩までの距
離の2つを考えて、4か4.5を選んでいます。5Fr TRIだと、入手可能なカテのバリ
エーションが減ります。左は、EBUかXB(単にシャフトの違い)、右は簡単な病変な
らJR、back-upが多少ほしいときは、JLの反転です。ALは、(5Frの場合)deepでき
ないので、使いません。

○○先生の症例ですが、答えは一つでは、決してないですよね。ガイドカテの形状だ
けでなく、サイズをどうするか、パラレルワイヤをするか(さらには、何のワイヤ
を、何本、どこに入れるか・・・RV枝を使ったっていいわけです)、いっそクロス
オーバーは、というように、恐らく、PCIを成功できる体制は、何通りもあるはずで
す。このバリエーションをいくつもっているかで、複雑病変がうまくこなせるかどう
か、決まってくると思います。この症例は、これまで、何人かの先生が上げられた
strategyのどれでも、可能とおもいます。でも、そのうちの、一つくらいでしか、成
功にたどり着けない、もっと難しい症例もあるわけです。

要は、(Judkins派、Amplatz派、Long-tip派のどれに属するか)原則を決めておき、
後は、柔軟に、どうにでも変幻自在にスタイルを変えていくことが成功への鍵でない
でしょうか? ワイヤ、マイクロカテ、穿刺部位、カテサイズなどの組み合わせに、
例えば、“玉井式anchoring”といった裏技も織り交ぜ、できるだけ多くのバリエー
ションを作っていくのが自分の今のモットーです。

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○○です。
皆さん、アドバイス有り難うございます。本当に勉強になり、感謝してます。○○先生、○○先生のおっしゃるように自分のFirst choiceのカテを決めておき、それを十分に使いこなせるようになる事が非常に大事なことだと思います。私の場合、RCAのTRIの際にJudkinsを使うと○○先生がおっしゃるようにちょっとしたカテ操作ですぐにGuidingが浮いてしまうのが嫌なので大動脈壁でBack upがとれるようにしたいと思っているのですがそうなるとMACが良いのでしょうか?(自分が未熟なだけなんですけども・・・)
後、皆さんのお話を伺っているとFirst choiceのGuiding catheterをお持ちのように思うのですが、そのFirst choiceは何をにされているのでしょうか?何度も同じ様な質問で申し訳ありませんがご意見お願いします。

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○○です。

ご指名なので反論させていただきます。

ガイドカテは穿刺部から冠動脈入口までのルートであり、かつdeviceを押し込むだけ
のbackup を作り出すためのものです。TFIとTRIではルートが全く異なります。特に右鎖
骨下から腕頭動脈へのカーブはTFIとは逆向きになります。Judkinsは巧妙に作られ
たfemoralアプローチ用のカテーテルであり、TRIでは形としてはあっていません。(誤解のない
ように、私はDr. Judkinsを尊敬しており、彼の書いたJudkins法は原語で何度もよみまし
た)。もちろん、斎藤先生のようにJudkinsを芸術的に使いこなされるお手本もあります
が、安定して行うためには、TRIにはTRI用のカテーテルを使うのが私のような凡人には正
常な考え方と思います。

ただ、○○先生がおっしゃるように倉庫がいっぱいになる問題は地価の高い東京都千
代田区の病院に勤務する私には現実大問題です。したがって、TFI用の左右(私
はJudkins)、TRI用の左右(私はIkari)の自分の第一選択を中心に用意しておけばよいのではないか
と思います。

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○○で一杯やりながらとてもリラックスしている...○○でございます。
東北人の私としては発言するかどうかとても迷ったのですが...お酒の勢いを借りて
一言(○○、○○氏も発言してくださいね!)

ガイドカテの話が一部で盛り上がっているようですが、5F-PCIを経験すると最初のカー
ブ形状は単にエンゲージするためのもので、終わった時には結局何のカーブか分から
ないほど変形しているのを見るにつけなんでもいいのかなという気がしています。理
論的にはTFIとTRIの違いは分かるのですがTRAがカテの80%を占めるような研修医、あ
るいはTRIがPCIの80%を占めるような初心者interventionistのjudkinsさばきを見て
いるとTFI-Judkinとはカーブは同じでも全く使い方が違うものだなと思いませんか?
大体にしてSones世代がそうであったようにどんなカテでも使い方しだいではと思い
ますが私自身は圧倒的judkin派で自分の病院の医者にもいわゆる共用(教養?)カテ
は少しうまくなるまで使用禁止にしておりますが、ある程度上達したら何を使っても
ええヨと言ってはあります。ただし人気のあるのはlt-judkinのアルファループ
+deep、左回旋枝に入れるときのJudkinsのAmplatz化、rt-judkinのHSあるいはVoda
化のコツです。なんか、今回の論争?!はライブのランチョンのテーマとしても面白
そうですのでこの話のアイデアは頂きますけどよろしいですか?

他に「Debulk大王(Debul-King)」対「元debulkist牛若丸(現在DCA否定派)」と
か.....「何でも5Frでコーナー....実はシースは6Frです!」、「みそ」対「豚骨」
とか、でも真面目な話は迷ってます。地方中小ライブはこうあるべきだという意見の
ある方はメール下さい。面白いアイデアがあれば今年の○○ライブで採用しま
す。また、絶対にコメンテーターをやらせろ!と言う方は連絡下さい。身辺調査が済
みしだい採用通知します....

みなさん酔っぱらいのおっさんのメール読んでくれて有り難うございます。

○○せんせい、○○センセ○○ライブに来てください。お願いします。

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です。

もとより僕は○○に行く予定なんですが...??? ん?これは○○先生と対決
せい!ということですか???

現DCA否定派はJSICの関東甲信越のdebateでDCA信者たちと対決してきます。

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○○です。

たっ対決なんて!
そんな大それたことは恐れ多くも....いま考えてます。「judkin派」対「extra
backup派」でなくともTRIの成功におけるGC選択、操作法は「見極め」という点にお
いて一つの大きなfactorと思いますので面白いと思います。ただjudkin派はあと1人
足りないのですが誰か名乗りを上げてください。当然司会は齋藤先生ですか......
いま身近の若い先生方の間ではDCAがはやっていますが「Debulk大王(Debul-King)」
対「元debulkist牛若丸(現在DCA否定派)」とか.....「何でも5Frでコーナー....実
はシースは6Frです!」、「みそ」対「豚骨」も全部やりたいものです。

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○○です。
左右冠動脈ともTFIとTRIではガイディングカテーテルの走行が違うので同じカーブで
も使い方は変わってくるのは当然だと思いますが、○○先生の御質問にお答えするな
ら「6Fであればどんなカーブを使っても最も強く得られるバックアップには大差は
なく、ワイヤー、バルーン、ステントをうまく使うのがコツだと思います。」

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○○です やっと○ルコール抜けました.....

最近、若者の間ではDCAがはやってますけど、どう思います? 
十分トレーニングを積んだ人ならいいと思うのですが.....
ところで、いまでも先生がDCAいっぱいやってると思っている人がたくさんいるので
はないですか?

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○○です。

○○先生の命令なので発言させてください。

GCは大切な道具ですが、体の中に挿入してしまうstentとは違い、所詮ただの道具に
過ぎないので、好きな物を使うのが良いと思います。
彫刻をするのに、ノミ一本で作る人と、多くの彫刻刀を駆使して作る人がいる様な物
ではないでしょうか?

私は、育った環境が貧しい田舎なので、多くの道具を駆使するよりも、一つの物を色々
な方法で試してみる方です。

貧乏性で頭の悪い私は、大きな患者でも小さな患者でも、radialからでもfemoralか
らでも、JR 3.5STとJL4.0STが大好きで、8割これで済ませてしまいます。
ちなみに大學に異動しても5割は5Frです。

5Fr Judkins GCは、さきっちょがちょっとengageしたら、coaxialになるように操作
しやすいので好きです。単純なカーブの方が押したり引いたりねじったり曲げたり、
深く入れたりαにしたり、グルングルン回せて良い感じです。
5Fr GCは使用中・使用後は変形し、ALの形になっていたり、どこかで見た立体カーブ
になっていたり、楽しいです。

もちろん、体内に入れてから無理にひねって変なカーブを作るよりも、最初から冠動
脈に合ったカテを選択するのも良いことではないかとも思います。
「カテを入れてから考える」行動派と、「カテを入れる前に考える」熟考派の違いか
もしれません。
カテを入れる前に考え、ズバリ合う特殊カーブを沢山の種類の中から選び出せる目を
鍛えるのも修行になるとは思いますが、私には向いていなかったようです。
なにより、そんなに沢山の種類のカテが手に入らないのがド田舎津軽の辛いところで、
選び出す修行よりも目の前の物を使う修行の方が優先でした。
私は恥ずかしながら、世間で普通に言われているカテの種類で、現物を使うどころか
見たこともないカーブが山のようにあります。

難しいカーブは、ぴったりフィットすると素晴らしいのですが、フィットしないとき
にはコントロールが難しく辛い目にあった事がありまして、自分の未熟さ故
にJudkins以外から逃げるようになってしまいました。

人、それぞれの道具の使い方と選び方があるので、何が正しくて何が間違っていると
いう物は無いと思います。
慣れた道具の使い方・選び方という事でだめでしょうか。

○○先生、こんなもので許していただけませんでしょうか?
科学にならない内容で済みません。

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○○です

TRIをはじめて一番変わったことは、GC, GW, Balloon等のDevice
三位一体となってPCIを行うことが重要であり、その時に応じた使い方
必要であるということが、実感できたことです
最近はお道具が良くなって、ついついそれぞれバラバラに使って
しまいがちですが、それでは時として痛い思いすることがあるのではと
感じています

ところで私は基本はJudkinsで最近は症例によってはIkari Curveを
使用しています。 Ikariは基本的にはJudkinsと同じようにカテが使えるところ

気に入っております。 その他のカテはあまり使いたくありません
すっと入ればいいでしょうが、入らないときの苦労は大変だからです

ですからJudkins派として名乗りを上げておきます

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○○です

○○先生 なかなか楽しそうなアイデアですね
是非、ライブには参加させて頂きたいと思っております

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○○です

ガイドカテ論争はおおむね終わったかもしれませんが、私も6F-PCIを始めた頃やTRIの初期にはやたら多くの種類のガイドカテを使用しており、それこそ1症例ごとに違うものを使うという状況でした。
LADにはJL、FLでshort tipの有無やQ、EBUでCXにはFL、AL、Vodaで、RCAにはAL、JR、Hockey、Multipuroseと症例に合わせて選んで、うまくいくと今日もガイドカテの選択が良かったと自己満足していました。
最近では左冠動脈はFLのshort tipでほぼ9割を、右冠動脈はAL0.75で8割で何も考えずに最初から使用してほとんど問題なく終わっています。

○○先生、こんな私は"Judkins派"になるのでしょうか?
今年の京都は本当に暑いのですが、寒さに負けない格好をして是非今年こそ○○ライブに行きたいと考えています。

○○先生 お久しぶりです。

左は十分jud派じゃないですか。TRA-netは若い先生が多いのですが中年も頑張りまし
ょ!。是非○○に来てください。

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○○です。

> ガイドカテ論争はおおむね終わったかもしれませんが、私も6F-PCIを始めた頃やTRIの
> 初期にはやたら多くの種類のガイドカテを使用しており、それこそ1症例ごとに違うも
> のを使うという状況でした。

私も同じで、初期の頃はいろいろマニアックに変えてみたり、特殊形状を作らせたりしました。
しかし現在は、
左はFL3.5、ミニキムニー
右はAR2
がほとんどです。

これは、Judkins派?、AL派?

私もイカリカーブを注文しました。使ってみましょう。

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○○です

明日からの熊本 楽しみにしております
皆さんと楽しく勉強して、おいしいお酒も飲みたいです

○○先生 イカリカーブは今、私の一押しです
ご使用になられたら是非 感想を教えてください

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