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初めまして、○○病院の循環器科の○○です。
今回、TRA-netに登録しましたので以下自己紹介をさせていただきます。

平成○○年、○○大学医学部を卒業し循環器内科に入局しました。
2年前から○○病院の循環器科に勤務しています。
急患が多く今年は1月から5月まででACS約90例来るほど忙しい病院ですが、
○○部長の元で○○先生、4月から来られた○○先生
と共に頑張っています。
それまでの3年間は○○で
主に学生の検診をしてました。
特に新入生の入る4月には1万人近くの学生の検診をしてましたが、
耳が痛くなるだけでなく聴診器が1〜2ヶ壊れました。
この時期はヘタすると2〜3ヶ月はcathも握ることもなく、
PCIなんて全く遠い世界のことでした(現在の生活が嘘のようです)。

<中略>

今回は○○先生からTRA-net入会を勧められたこともあり登録しました。
いろいろな症例等で相談するかと思いますが、よろしくお願いします。

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○○です 

○○先生;
造影上は高度石灰化 → 実は180度から220度くらいの高度石灰化はあるが対側(心
外膜側)はまったくアテローマなしでbig burでperforate。また、特にlong lesion
の真ん中が4mmはあると思っていたのが実は3mmしかなくDCAでperforate。
などという状況はよく経験されますよね。うちではperforationの経験があまり多く
ないのですがIVUSの情報は実に役に立っていると思います。
先生の意見に賛成です。

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○○です;

最近SATはありますか? 昔のelective PTCAのSATのほとんどは拡張不十分が原因で
すよね。当院ではRESCUE出たての時にSAT症例が何年ぶりかにあってRESCUEで吸引し
ました。病理では明らかな血小板血栓があって一部に赤血球血栓が混じっている所見
でした。当院ではperforationに関してlow risk と思われるPCI(主観です)で翌日
退院可能と思われる症例にはパナルジンを数日前から投与しておくことがあります。
さすがにrota症例やDCA症例では別ですが。
ただしACS症例では限りなく早期にパナルジンを投与するようにしています。

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○○先生へ;

○○です

perfusion balloonは置いてありますが最後に使ったのはいつか忘れてしまいました。
ですが絶対になくしてはいけないものと私も思います。ふと思い出したのですがステ
ントが出る以前に「ディスパッチ」なるperfusion兼drug delivery balloonがあった
のを思い出しました。当院でも最長12時間以上留置した経験がありますがあれなん
かblow out typeに長時間留置が出来そうな気がしたのですが.....もうありませんよ
ね。

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○○です

うちではElective症例は前例アスピリン・パナルジンです
パナルジン内服ではSATは経験ありませんが、何らかの
理由でパナルジン内服できなかった人にSATが起きてしまったという印象です
穿孔症例に関してはパナルジン内服していながら、ヘパリンリバースと
perfusion balloonで止血できた症例もあります。 もちろん術後はパナルジン
中止しましたけど
現在はあまり穿孔の経験がないのでSATの方に気がいっていますのでパナルジ
ンは術前投与でいくつもりです

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○○先生をはじめ、いろいろと教えていただき本当にありがとうございます。

○○先生に質問なんですが、
”IVUSで見てperforateしやすい病変”というのは、○○先生がいっておられるよう
に、”造影上は高度石灰化 → 実は180度から220度くらいの高度石灰化はあるが対
側(心外膜側)はまったくアテローマなしでbig burでperforate。また、特にlong
lesionの真ん中が4mmはあると思っていたのが実は3mmしかなくDCAでperforate。”
以外には、どういう病変が相当するのでしょうか。
いいだすとキリがないのであれば、最低限の注意点だけでも教えていただけないで
しょうか。
是非お願いします。

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○○、当院は、アスパナを術前投与です。
ロタを含めたPCIをたくさんやってるので、たまに穴があきますが、止血は、リバー
ス、long inflationで必ず、止血できます。
痛いめにあった症例は、透析患者で、全周性の石灰化を2.5のロタ後に5.0のバルーン
で、拡大して、なかなかダンベルが消えず、14気圧で、ダンベルが消えたときに
は、でかいという感覚と、やばいという感覚がでる感じで、案の定、blow outみた
い、選考で、止血ができず、vein coted stentを4本いれて、やっと止血した症例が
あります。止血が困難な症例は、パナルジンのせいではなく、穿孔のしかたに問題が
あるのではと思っています。
ますたに先生の言うとうり、アスパナではnon ivusでも、よっぽどばかな植え込みを
しないかぎり、SATはおきません。しかし、アスピリン単独では、ivusでしっかりと
ステントの植え込みを確認しなければ、SATの危険性の方が、高いと思います。
当院は、ivusでステントの拡大を確認してても、アスパナは術前投与です。
ちなみに、心カテーテルのときに、パナルジンは中止しますか?心カテーテルのとき
に、パナルジンは中止しなくても、問題なく止血できます。ので、パナルジンが、穿
孔の止血を困難にするとは、思えません。

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○○先生、お久しぶりです。時差ぼけ治りましたか?

穿孔の仕方、その通りだと思います。だから僕もパナルジンは関係ないと思って
います。うちがパナが入ってないのはそれ以外の色々な考えからなのです。で、
穿孔の仕方、から言うと僕の感覚ではDCA Rotablatorのperforationは薄くそい
でいって最後に少し行き過ぎてもれるので大したことない、バルーン・ステント
で○○先生がかかれたみたいにバシッって裂けたやつがどうしようもないblow
outになり、これはgraft stentでしか止まらないって思っています。これまでも
DCA Rotablatorで破れたやつは自分のも見ただけのやつも全部バルーン止血で止
まっていると思います。

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○○です。

○○先生、○○先生早速のresありがとうございました。
御返事が遅れて申し訳ございません。

実は、私、6/1をもちまして○○病院より○○病院循環器科へ転勤とな
りました。それに伴う引越しのため数日間自宅の電話回線が使用できず、internet
できない状況でした。本日、やっと回線が、recanalization致しました。申し訳ござ
いませんでした。
今度の病院は部長がspasm好きで今まではAch via TFAでした。でも今日から出勤だっ
たのですが、何とか言いくるめてAch via TBA(pacingはtrans femoral)までは持ち込
めそうな雰囲気です。AchなしならもちろんTRAです。今後もTRA/TRI続けたいと思っ
ていますので宜しくお願いいたします。この場をお借りしてご挨拶させていただきま
す。

ですから、実はこの患者さんは泣く泣く私の手より離れてしまいました。しかし、今
後の参考のためにも是非御助言頂きたいと思います。
6Fr.TRIでsystemはG.C.:EBU3.5、exchangeしてEBU4.0、B.C.:Momentum1.3×10?、
CrossSail 1.5×10?を使用いたしました。wire crossの後、ややdeepに入れてtake
offの辺りまでは進めました。でも、やっぱり通らなかったんです。もしかして
ecentric lesionだっだのでtrue→false→trueでcrossしたのかなとも思いました。
delayなかったのにwirecrossに難渋しましたので、、、
で、○○病院はRotaは使えません。とするとPCIするなら○○先生のおっしゃられる
下記のstrategyなら何とかなるかもしれません。しかも7Fr.TFIで?

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始めまして、○○と申します。
H6年に国から医者を名乗ることを許可されたまだまだ新参者です。
私、以前はnon-invasive intervention(なんのこっちゃ?と思われるかもしれませ
んが、心臓リハビリテーションや運動療法のことです)をメインに行っていましたが、
昨年この病院に勤務となり、TRA-netでもおなじみの○○大先生にTRA/TRIの醍醐味を
教わってからは、この世界にどっぷりはまっています。これからいろいろと勉強させ
ていただこうと思っていますのでよろしくお願いいたします。

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○○です。

○○先生、レスありがとうございます。
>とするとPCIするなら○○先生のおっしゃられる下記のstrategyなら何とかなるか
もしれません。しかも7Fr.TFIで?

radialさえ太ければ、先生の症例は対側造影不要なので、7Fr TRIで、全然OKです。
ウチでは、先週は、通過用バルーンにStomer 1.5-15、アンカー用にPower-sail
4.0-10をだして、7Fr TRIでLCxで滋賀しました。ガイドは、EBU4.0。また、2月のウ
チのライブのときは、Momentum 1.3-10とAerocross 3・0-20のコンビで、6Frで、滋
賀しました。先週末のTCC(旧慶應ライブ)は、とても教育的で有意義な会でしたが、
LADにいれたステントのD1方向へのストラットをなかなかバルーンが通過せず、本幹
のバルーンを、病変のdistalで拡張し、anchoringしていました。ようするに、
anchoringして、システムを固定し、そのバルーンを少しひきながら、通したいバ
ルーンをおすのがミソです。anchoringの場所によって、勝手に命名すると、近位部
(これが本来の滋賀式?)、遠位部(逆滋賀式?)、それに○○先生のように違う枝
でやる、分枝滋賀式? の3つがあるそうです。分枝滋賀式は、conusのようなほそ
い血管でやると、血管が破れるリスクがあると、鈴木先生がおっしゃっていました。
実際にご経験があるのかは、?です。どこであろうと、本幹を使うのが安全そうで
す。

ところで、これは、私からの質問。CTOするときのワイヤ(ミラクルやコンケスト)
の曲げですが、私は、加藤先生式に、distal 2.0mmを60度くらい曲げ、さらにその近
位7mmくらいを30度くらい曲げ、secondary カーブをつけております。○○先生曰
く、JR曲げと称するそうです。LADでは、あまりありがたみがわかりませんが、LCx
や、とくにRCAでは、このsecondary カーブのおかげで、先端tipがRCAの大湾側(外
側)に誘導されてしまうことを回避でき、血管のまん中をねらえるので、成功率があ
がるようです。この曲げがイヤになれば、Transitかぶせてしまえば、まっすぐで
す。

そこで、伺いたいのですが、このJR曲げのsecondary カーブの大きさですが、一様で
すか?病変によってかなり変えますか?変えるとすれば、その根拠は何ですか?
私は、CAGみて、大湾側(外側)にいかず、目標のまん中あたりをすすむように、つ
けています。多分に感覚的で、それなりに考えているんですが、結果的にはあんまり
症例ごとで違ってきません。○○先生は、フッてしまって恐縮ですが、いかがでしょ
う?

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○○です。
○○先生resありがとうございます。
こちらの手違いでメールが発送されてませんでした。遅くなりました。

> ところでLADはいつから詰まっているのでしょうか、10年前からでしょうか?

すみません。なんせ、latest CAGが7年前ですのでシネが倉庫のダンボールの山の奥
のほうにきっと眠っているはずです。これを掘り当てるのは徳川埋蔵金と同じくらい
困難です。(そんなことではいけないんでしょうが、、、)したがって詳細は不明で
すが、カルテによると10年前にLAD領域のAMIを発症され、そのときにたしか
Seg7:99%delayでした。その後CABGされてます。で、7年前の時点でCTOでした。血管
径に関しては不明です。

>こんなSVGだったらみなさんwarfarinは使っていますか?うちでは使っています。
以前もこのことが少し話題になっていたような気がするのですが、その時はevidence
はあるのかなぁ、、、ないような気がする、といったところだったように記憶してい
ます。しかし、prevention of DVT、LA thrombus etc.と同じでslow flowの血管では
warfarinが効果ありそうに思えます。

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○○です。
確か、circulationにGP IIbIIIa のsubanalisisでticropidinをPCI前から投与していた
群のほうがrestenosisだったか、TLRだったか(はっきり覚えてませんが、今、製本
に出していて手元にないので確認できません)が少なかった。というpaperがあった
と思います。僕はそれを読んでからはなるべくPCI前にアスパナをあらかじめ投与す
るようにしていたのですが、皆さんの御経験談を聞いて少し考え直そうかなぁ、と思
いました。

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○○です。

JR曲げは僕の中ではroutineに使う曲げ方です。小さい先端カーブで小さな病変
の中の選択を、少し手前の大き目のカーブはLADとLCXとか大きな選択をするため
と考えています。

CTO用はほとんど手前のカーブはつけず、先端カーブだけにしています。LCXでは
○○先生のようにいいかもしれません。RCAに関しては1st curveの部分の時以外
は先端カーブだけでいけると思います。RCAは大きいので少しずれてもintimaな
ので僕自身は必要を感じていないのかもしれません。
Transitをかぶせてしまえば、はCTO入口部には可能ですが、CTOの中ではTransit
を入れるわけには行きませんからある程度wire curveは問題になると思います。
といってもCTOの中でsecond curveが保たれているのかどうかってのは?ですが。

Second curveの大きさは僕も結構感覚的なのでうまく説明できません。Routine
の曲げ方ではほとんど一定です。全体のカーブがJRになるようにしています。

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はじめまして。
○○といいます。
現在医師5年目の若輩者ですが、tra-netに参加されている先生方からお話をお
聞きし、是非自分も勉強のために参加させていただきたいと思いました。心カテ
ではいつも怒られるばかりですので、ここで勉強して知識を付け、いつか一言物
申してみたいです。

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○○です

当院は定数200床の中規模病院ですが、慢性的に定床オーバーしています
各診療科の定床数は決めておらず、ベッドさえ空いていれば使えますので、
入院が多いときもあまり他の科に気兼ねなくでき、その点はいいのですが、
ベッド数調整が必要なとき(といってもほとんどいつもです)は
どうしても循環器科がターゲットになります

田舎でほとんどが高齢者、紹介元もほとんどが開業医の先生で(医師会立病院
です)
自前のベッドをお持ちではなく、循環器の治療がすんでも転院もさせられません
かといって「退院」というと、いろいろな事情で家族が難色を示します
もちろんそういう患者さんばかりではありませんが・・・

加えて、昨年度から○○地域でカテ・PCIができる病院が減り、
実質的には当院ぐらいになっております
カテ・PCI件数も急増中で、個人的には嬉しいのですが、
上記のようなジレンマも抱えています

というわけで、外来カテというのも一つの選択肢かなと最近考えております

先生方に教えていただきたいのですが、
 外来カテのメリット・デメリット
 運用する上でのポイント・注意点など
どんなことでもかまいませんので、ご教授いただければ幸いです

機会があれば見学したいとも思いますので、「ウチに見に来れば」とか
「ここを見に行ったらいいよ」とかいうのでも結構です

テクニカルな話題でなくてすみません

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○○です。

昨日は九州初開催のW杯サッカー、ベルギー対チュニジア戦を大分で見てきました。
とにかくパス回しが速い。野球と違って、常にフィールドを見ていないといけないの
で、時間が経つのが早く感じられます。
最近ホークスも調子悪いし、しばらくはサッカーモードで楽しみます。

横浜在住の先生方、日本―ロシア戦の日は、横浜の街はどうでした?

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○○といいます。
いつも楽しくメール読ませてもらっています。
今回も基本的な質問なんですがよろしいでしょうか?(しかもTRAとは少し関連がありません。)

実は、心腔内血栓の治療についてです。
治療としては、
@ヘパリンを投与する。
Aヘパリンとワーファリンを併用で投与する。
Bワーファリンを投与する。
Cあえて何も投与せず、生体内の自然な線溶系にまかせる。
D血栓溶解療法(ウロキナーゼ・tPAなど)を行う。
などが考えられますと思います。
血栓溶解療法は、血栓が飛んでしまう危険性があるので行わないと思うんですが、その他の@からCについては、どの治療法もケースバイケースでありなのかなとも思っています。
ワーファリンは、投与直後は過凝固にしてしまうことがあるという話もあるので、bestは@かAなのかなと考えているのですが、先生方はどのようにお考えでしょうか。
暇なときでいいので(たぶんあまり無いでしょうが・・)、是非教えてください。
どうぞよろしくお願いします。

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○○です

OMIやDCMで生じる壁在血栓は現在特にEmboriなどの
症状がなければワーファリンで十分だと思います
もし、形態からEmboriを起こしそうな場合とか急ぐ時は
ヘパリン+ワーファリンだと思います
ヘパリン単独で血栓が消失しても抗凝固なしではまたいずれ
血栓が生じてしまう事があるから、結局はワーファリンによる抗凝固が
必要になると思います

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○○です

うちでも外来カテ、外来PCIを考えております(といっても私だけの構想です
が)
でも、外科系などは外来手術を考えて専用のオペ室は用意したのですが
術後管理する部門がなくて、結局はいれもの作っただけで稼動していません
ところで外来カテはやはり病院にとっては収益は減るものなのでしょうか?
私は大学病院に身を置いておきながら、心カテの収益上げることには非常に
積極的です
外科系では日帰り手術は点数が高いと聞いておりますがいかがなもんでしょう
か?

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○○です。
うちも○○先生ところと同様に悲惨的なベッド不足が続いています。
ベッド数は149床にかかわらず、1ヶ月に250〜280台の救急車来院のため...
循環器はCAG 80〜100、PTCA25〜35も含め180人程の入院があります。(平均在院日
数7日)しかしどうしてもベッドの確保ができないため、一部外来カテを行っていま
す。
当院は午後1時よりカテ開始のため、外来カテは最初の2例までとしています。
メリットは、医療従事者側では、入院計画書をかかなくて良い、入院指示は必要無い
退院サマリーは必要無い、患者様は入院費用が必要無いため金銭的には少し安くなる
ことと思います。
デメリットとしては、病院側の収益が減る(当院はカテ後6時間で帰宅です。)、
外来看護婦がカテ後の管理をしますので、非常に忙しくなる、少し目が届かなくなる。
高度狭窄があった場合帰宅させられないと考えた場合部屋の確保が大変、患者様に納
得していただく事が大変。患者様は帰宅後橈骨動脈部位から再出血しないか不安にさ
いなまれる等があります。
運用する場合そのシステムを作ることがもっとも大切ではないでしょうか!
どこのセクションが外来カテを見るのか、止血が終了するまでどこの場所にいてもら
うかなど....
大きな都市と違ってこの地域では周りには開業医しかいなく当院しかカテ室がなく、
何か帰宅後におこって駆け付けるもで1時間以上かかる事もざらなのですから、外
来PTCAはしてません、この事より外来カテを行う患者様の選択が最も大切なような気
がしていますが。
以上のような事を感じています。特に田舎では入院してやった方がイいなあと言われ
る事が圧倒的に多く、月に10例程度しかできていないのが現状です。

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○○です。

外来カテを週1例づつ積み重ね3年になりましたが今のところはトラブルなしです。
システムはTRA 4F、対象は2回目以降のカテ経験患者です。外来処置室ベットで
2時間程度の経過観察をしています。外来看護士は忙しいので主治医が止血のチェッ
クをするために病棟に比べると仕事量が増えます。3年間ほとんどメリットを感じま
せんでしたが、いかなる変化が生じても対応できるような心臓カテーテルを立ち上げ
ることが私の仕事でしたので、外来カテーテル検査もPCIとほぼ同時期に立ち上げ
継続してきました。しかし外来看護士の定数がどんどん少なくなり業務のアウトソー
スが進んで行く中で、いずれは非侵襲的検査に取って代わられるであろう外来カテー
テル検査を立ち上げることにどれほどの意味があるのか正直言って疑問です。将来的
に外来PCIを考えておられるなら意味が出てくるかもしれませんが、特化したス
タッフの確保とその人件費に見合うだけの数を施行しないと経営上割が合わないと考
えています。○○先生、ネガティブな意見ですみません。

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○○です。

以前に入院がなかなか難しい人達(働き盛り、休むとクビになりそうな人達です)を
対象にして外来CAGを病院に提案したことがあります。しかし、以下の2点で反対され
ました。

1)現在の1〜2泊の検査入院で病院全体の在院日数の短縮がはかられているためこ
れを辞めると在院日数がのびて各種の補助がもらえなくなる可能性がある

2)労せずしてもらっている一泊1万3千円?の入院費がもらえなくなり、例えば2泊
×1万3千円×500人=13000000円の収入源となるというものでした。

せめて対外的な宣伝効果も考えて少しだけでいいからと迫ったのですが結局つぶれて
現在に至っています。新聞種にするのには外来心カテは最高だと思うのですが....

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○○です。

○○先生どうもありがとうございました。
参考にさせていただきます。
また、よければ教えてください。
失礼いたしました。

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○○です

ご助言ありがとうございました

当院はカテ専任のスタッフはいませんが、外来看護師が交代で
カテ業務を担当しているため、仮に「外来カテを」という
話を出しても、意外と抵抗が少ないのではないか、
と考えてみた次第です

対象となる方をキチンと選べば、システムの構築は
できると思っているのですが、
在院日数の問題と収入減につながるという点では
管理者に受け入れられる可能性は極めて低いようですね

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TRA-netの皆さん、こんにちは。

○○病院の○○です。

TRA-netへの登録、ありがとうございます。S58年卒ではありますが、最近再開した新米です。

循環器医は私の他に1人しかいない、田舎の約200床の小さな病院です。

当院で心カテが出来るようになったのは約3年前で、約1年前からPCIを始め、

年間の心カテは約200,PCIは約30です。

昨年、2人で鎌倉ライブに参加し、今年に入ってTRIを始めました。

このメーリングリストで勉強させて下させていただけて、嬉しいです。

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○○です。
ご無沙汰してます。実は出戻り人事なんですが、典型的お役所病院でせちがらい毎日
を送ってます。
こんなことを今ごろ聞いていいものかどうか迷ったのですが、STENT入れた後の抗凝
固、抗血小板療法はどうされてますか?術前から or 術後からのパナルジンに関して
は先日、話題に上りましたが、術後よりパナルジンを開始される場合はボーラスの
Heparin以外にパナルジンの効果が出るまでの1〜2日間のHeparin持続投与をされて
ますか?もしされてる先生がいらっしゃったらそれのevidenceはあるのでしょうか?
私は今まではHeparin持続投与の後付はいらないもんだと思ってました。その他、最
初の2〜3日間だけcilostazol併用されてるとか何か工夫されてる方いらっしゃった
ら教えてください。

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○○です。

> STENT入れた後の抗凝固、抗血小板療法はどうされてますか?

当院では待機的PCIは術前からパナルジン・アスピリン投与をしているので問題あり
ませんが、緊急症例などで術前投与をしていない場合は、術後すぐにパナルジン・ア
スピリン投与を行い、2日間Heparin持続を併用しています。今のところSATの問題は
ありません。
cilostazolを使用することはあまりありませんが、作用時間が短いので200mg/日を朝
50mg, 昼50mg, 夕100mgで投与することになっています。
evidenceについては?です。

先週の週末、札幌に行ってきました。イングランド戦が終了した頃に札幌に着きイン
グランドサポーターと一緒に騒いでしまいました。
翌日、○○先生のライブを見てきました。今後当院でもRota症例の幅が広がりそうで
す。ありがとうございました。

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○○です。

昨日、カテ室ミニライブを行いました。みなさまよりご推薦いただいた「ピチピチ」
の若手の○○先生は齋藤先生を助手にしてステント後の再狭窄(edgeおよ
びin-stent)に対してIVUS後にdirect stentingを一発で決められました。齋藤先生か
らもお褒めの言葉を頂きました。
以下に証拠写真を貼付します。
○○先生はじめ皆様に感謝いたします。

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○○です。

いつも勉強させていただいております。(ROMしまくっててすいません!!)

昨日○○先生からのメールのごとく、九州TRA-NETのみなさまのご推薦により、
カテ室ライブ(教育ライブ)に術者として参加させていただきました。
決して、そんなに「若くてぴちぴち」はしてはいませんが、若輩者ですのでみなさま
から直接指導していただく機会をいただき、本当にありがとうございました。
とっっても楽しかったです。 
今回後見人として? 参加してくださった○○先生、お世話になりました。

○○先生、先生のところでradialの穿刺を練習させていただいたおかげで無事、
一発で穿刺成功しました。(自分のところではまだ上司のいないときにだけ、こっそ
り3例ほどしただけですので。 ○○先生が簡単なのをそろえてくれてた、というこ
ともありますが)。ありがとうございました。

IVUSに関しては、私は○○県育ちのため(?)今まで触ったこともなくて、、、自分
が使ったことのないものを触れるということにおいても良い経験になりました。
(あと、酔っぱらった斉藤滋先生とお話できたのもおもしろかったです。)

ところで、この際ですから質問させてください。
wire ですけど、皆さん当然のように、bareで入れてらっしゃいますよね。
私は、師匠からの「何かあってもすぐに対応できるように」との教えで、Guiding
cathe もすぐにはengageさせず、monorailにwireを通してwireとballoonを入口部近
くまで持ってきて、そしてはじめてGCをengageさせ、ただちにwiringしてGCを
coaxialにし、balloonをすすめるようにしています。
造影剤節約のためPCI直前には再造影をせず診断カテの画像をモニターに出してPCIし
ていますので術前造影をすることもなく、IVUSを使用することもなく、通常、まず
balloonです。 ので、この方法になにか問題はあるでしょうか。
出血も適度にYコネを閉めればほとんどないし・・・。
ちょっと考えてみたのですが、bareでする理由がよくわかりません。
bareにも慣れなきゃな、とは思いますが。 
すいませんが、皆様、教えてください。

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皆さんお疲れ様です。○○です。
○○先生!大活躍でしたね。おめでとう。
後、bare wireに関しては「とりあえずやってみる。」ことです。全く危険な手技でもないですし、利点もいっぱいあります。何が利点か?って。いいこと教えましょうか。教えたがりのおじ様の会に出席して勉強する、なんてのはいかがでしょうか。そこで宣伝です。

先日、このML上でちょっと触れましたが、熊本で九州TRI研究会を開催することなりました。
(10TH ANNIVERSARY, TRI in KUMAMOTO)
今回は○○先生と○○先生に記念講演をしていただくことになりました。
他、九州で頑張ってTRIやっている先生方にも協力いただき、ビギナーからお年寄りまで楽しめるような内容を、○○先生と企画している最中です。何せ資金力の無い、吹けば飛ぶような弱小団体ですので、ライブ無し、交通費無しですがその分、おもしろかー企画を用意しますので乞うご期待。
場所。。。三井ガーデンホテル
     熊本市紺屋町今町1ー20  電話096ー352ー1154
時間。。。2002/8/3 (SAT)
     PM13:00〜研究会
     PM17:00〜懇親会
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○○です。

さて、九州で行うTRI教育講演のアナウンスが○○先生からありましたが、日にち
が抜けていました。補足します。

日時:平成14年8月3日(土)
九州トランスラディアル研究会主催
“10TH ANNIVERSARY, TRI in KUMAMOTO”
サブタイトル:”ラディアルしたこたしたばってん”(おてもやんの節でどうぞ)

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○○です

○○先生の基本的なご質問にドッキっとしました
そういえばなんでbare wireでPCIしてるのか 改めて自問自答してしまいました
私はmonorail systemを使い始めて、いつの頃からか自然にbare wireでPCIを
していたからです。

色々と考えた結果ですが
利点としてはまずmonorail systemを挿入するときの早さです
wireをかぶせながらguidingに挿入すると何故かballoonが
先行しやすいのです(私の未熟なためでしょうが)
次にwire単独で病変の感じをつかんで、適当なデバイスを選択できるからです

まあこんなところでしょうか、やはりスピードだと思うのですがいかがでしょう
か?

もちろんCTOなどで始めからover the wire systemを使うときはbareではしませ
んが
ひょっとしていけるかもって思うときはbareでやっちゃいます

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○○です。

私がbare wireを使う理由はもっと単純です。

バルーンは、On the Wireのバルーンが初めも作られ、その後Over the Wireのバルー
ンへと進化しましたが、きっとその時はバルーンとWireをチョコチョコ進めながら病
変部をクロスするのが当然と考えられたでしょう。
そしてモノレールが幅を利かすようになるのと同じくして、Wireの性能も向上しまし
た。

この問題は、
“なぜPCIを6Fr.でするのか? 8Fr。でも十分出来るのに・・・”
というのに似ています。
道具が進歩して6Fr.でも8Fr.と変わらない安全性でPCIができるようにな
りました。だから8Fr,はほとんど必要でなくなったのです。もちろんそれでも必
要な時には8Fr.を使用します。

ですから、我々にはOver the Wire のバルーンを使用する方法と、Bare wireを通し
てモノレールバルーンを使う方法の2つを持っていると考え、どちらでも使いやすい
方を選択していいんじゃないですか?
どちらが優れているか劣っているかではなく、”好き嫌い”、とか”カッコイイ、カッ
コワルイ”というノリで選択しても、手技の成績にはあまり影響しないと思います。
もちろん症例によってはOver the Wire のバルーンを使用する方が有利な場合もあり
ますので、片方にこだわることない柔軟性をもっていれば済むことのように思えます。

もし、私が(CTOなどではない)通常の手技の最中に、”なぜOver the Wire のバ
ルーンを使用しないのですか?”と質問されたら、”カッコワルイから”と答えるか
もしれません。

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○○ です。

僕も○○先生の基本的?な質問を考えました。

まず、「何かあっても...」とありますが、何かある可能性が非常に低いです。
さらにそのバルーンは何を使ってますか?何が起こるかによって必要なバルーン
は変わる気もしますし、どのように決めるのか、が問題のようにも思います。ま、
僕の場合はIVUSを使うのでIVUSの情報を得ないと何を使うか決めれないので当然
bareとなりますが、それ以外でも色々な情報を得てからballoonを決めている気
がします。さらにwireの操作性ではmicro catheter > over the wire balloon
catheter > bare + introducer > bare + monorail balloon catheter だと思わ
れます。そうなると難しいwire crossの場合には逆にballoon supportで行う理由は見当
たりません。

結局、やはり単純な病変以外はbare wireでやる方がmeritが多いと思われます。

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