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○○です。

先程、PCI中、RCA(#1)でBalloon Rupture^Coronary Perforateとなり、初めてJOSTENTを使いました。
かつて(飲み会の席で)大阪一のJOSTENTつかい、浪速のジョーこと“○○先生”から、「○○先生!ジョー、ええで!」と、ジョーステントに関してLECTUREを受けていたことから、すばやく対応でき、事無きを得ました。JOSTENTはお守り、と思っていたのですが、PCIに必要な大事なDEVICEですね。浪速のジョーありがとう。

JOSTENTは、SATが多い。との話を聞いたことがあるのですが、どうなんでしょうか。今回はCoverしているとはいえ、Ruptured Coronaryにヘパリン使う根性も無く、経過観察しています。

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○○です

ジョーステントはうちでも一例だけですけどRaptureに使いました
それはそれは見事に止まり事なきを得ました
その患者さんはElectiveだったんで抗血小板も通常通り使用して
幸いにも再狭窄もなく 今も経過を見ております
やはり、このステント時代には必要だなと つくずく感じました
認可が遅れてるようですが、早く認可されて欲しいものでね

from ロサンゼルス

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○○です。
最近ずっとROM状態でしたが、○○先生の姿勢にガツンと頭を打たれたような心境
で、今回皆様にご教示頂きたくメール致しました。
患者は労作時胸痛にて入院され、CAG上Seg.1-90%(CB分岐直後より狭窄), Seg.2-75%
を認め、ここにPCIを行おうと考えているのですが、RCAがLt. Coronary Cuspより分
岐しており、JRでは全くengage不能、Saitoカテの変形(Type Matsumura)にてなんと
かengageでき造影致しました。そこでこのような起始異常の方に対してどのようなガ
イドカテを選択すべきなのか、ご経験のある先生方がたくさんいらっしゃるかと思い
ますのでご教示の程宜しくお願い申し上げます。

 ところで今週の週末には大阪で開催される心エコーライブに行ってきます。冠動脈
にスポットをあてたセッションもありますので、もし興味のある内容がありましたら
報告したいと考えています。

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○○です。
○○先生ご無沙汰しております。この症例、上行Aoの径にもよりますが、左TRIでAL2
かAL1ではないでしょうか。出来れば5Frがヨサゲですね。朗報をお待ちしておりま
す。

○○先生のメールを拝読し、先生方がご活躍の様子が目に浮かびました。さて小生、
今週は多忙な1週間でした。Aborted cardiac arrestのACSに、初めてPCPS下にLMTを
緊急でPCIする機会にめぐり合いました。LMTは初めてではないのですが、困難な状況
下でのLMT-PCIは大変勉強になりました。幸いにも何とか救命できそうですが、IABP
とHD/CHDFを要する状況です。かかる状況で、残念ながらIVUSライブはキャンセルい
たします。

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○○です

5月18日は、「踏み絵」の日でした。といっても、弱小病院の我々は、部長が小倉の
会場、○○先生と私が福岡の会場へとわかれての参加でした。

福岡の会場(Intravascular Joiont Forum)では、
循環器科、脳外科、放射線科領域の話をいろいろ聞くことができました。特に、くも
膜下出血の血腫を脳槽に入れたマイクロカテからUKを注入して溶かす話や、腸骨動脈、
脾動脈の動脈瘤をコイルで詰める話は新鮮でした。また、心血管系のMRIの進歩も、
ふだん勉強する機会がないのでためになりました。

小倉の会場(虚血性心疾患研究会)では、PCI関連の話題がたくさん出たようです。
先程部長から内容を伺いました。その中の、「No-reflow、slow flowに対する選択的
冠動脈内Nitroprusside注入による治療」(宮崎市郡医師会病院)には興味をひかれ
ました。PCI中にno-reflowになった症例40例で、ニトプロ希釈液を選択的に注入し、
他の血管拡張剤よりも良好な結果が得られたという内容です。私たちの病院でも、
no-reflowにはずいぶん泣かされましたので、その対策には非常に興味があります。
そこで○○先生に質問です。この方法の具体的な注入方法、効果、問題点又は使用時
の注意点、おすすめの方法か否かを教えてください。

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○○です;

○○先生のIVUSライブに参加しました。IVUSが全面に出るのは当然ですが最も印象的
だったのは○○先生が後で「術者の顔なんか写さんでえェからもっとIVUSを!」とい
うような内容の発言をされていたことでした。近年、PTCAライブがショー的になり、
ますます派手になっていく中でとても新鮮なライブでした。今後のライブのあり方の
ひとつを示されたのではないかと感じています。
 まず、CAGをみんなで見て、ベテランの先生方のCAGの読みと若手のIVUSの読みとを
比較していくという試みもライブの一つの企画としては面白いかなと考えました。
人に勧めたくなるようなライブです....

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○○です。

IVUSライブに参加させていただきました。一例目は金属アレルギー?かもしれない
LADステント内再狭窄難治症例に対して低圧DCA。二例目はRADIUSステントがめくれあ
がっているLCX再狭窄病変、POBAにて造影上25%ぐらいの仕上がりでしたが、IVUS
にて不十分と判断しステントinステント。三例目はLADのDirectステント?と思って
いたら、270度の石灰化がありPOBA+ステント。四例目はLAD‐CTOの入り口をIVUS
でさがすチャレンジングケース。五例目はLADステント内のショート再狭窄病変を
カッティング、ステントのデパートみたいな症例で各ステントのIVUS上の見え方に違
いは?、きれいなネガティブコントラストを観察できた。全体を通じてIVUSを用いた
ロジックPCIが一貫していたライブでした。○○先生お疲れ様でした、私は非常に勉
強になりました(しわのコレクション見せてください)。○○先生、近畿がとっても
似合うと思います。

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○○です。

私も○○先生の症例(左のCusp.から出ている右冠動脈の造影)はAL2かAL1が
良いと思います。
TRAで静脈グラフトの造影をするときも、ALを使いませんか?

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○○です。

○○先生、○○先生ご意見ありがとうございました。今週木曜日早
速PCIを行うこととしました。施行後また報告させて頂きます。
5月18/19日はエコーライブ大阪へ参加してきました。桜橋渡辺病院や大阪市立大の有
名な先生方が講師を務められ、冠血流の測定、ストレスエコー、心腔内・心筋造影の
理論から実践までを、ソノグラファーにもできる限り理解しやすいよう、またすぐに
帰って実践できるようにという気持ち・熱意が十分伝わるような内容だったと思いま
す。我々の施設でも新しい心エコーが入ったあかつきには早速やってみたいと考えて
います。

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○○です。

りんくう IVUS Liveへ行ってきました。
今回、IVUS に対して更に魅力を感じてしまいました。

午前2症例、午後3症例の計5症例をこなされました。
私は前日に大阪入りできなかったため2症例目より見させていただきました。

1症例目はLAD6のISRに対するDCAだったので見れなくてとても残念でした。

2症例目は珍しい(ぼくは聞いたことがありませんでした)症例で、LCxのAMIに対し
Radius 4.0×20?を入れた後にRescueをしてstent strutが一部めくれている症例で
した。POBAでもそれは解消されなかったためself expandを期待して急性期はobserve
されたそうですが、今回reste、IVUSでは急性期よりはややめくれたstentはやや広
がっていたもののstentの内腔に不自然なmetal echoが確認でき、まだめくれたまま
のようでした。resteに対してはCB4.0、Stentのめくれに対してはBxでStent in
stentされてました。

3症例目はpoor LVのLAD7で石灰化を伴っていました。一部のcomentatorの先生でRota
との意見もありましたが、poor LVのためPOBA+stentされました。POBAで開いた後に
dissectionができ、IVUSで”石灰化が心内膜側にあるからあまりover sizeに拡張す
るとfree wall rupturするので気をつけたほうがいいですね”とか”ここからここま
で割れてるからstentは18?”という論理的PCIでした。

4症例目は4AV calpritのAMIに対し#3,4AVにPCI、今回、LAD6:75%,
D1:90%(bifurcation)、LAD7:CTO(断端不明)に対してのPCIでした。septal br.に
IVUS(Terumo)を入れてCTOの断端を探す手法をされてましたが、今回ははっきり分か
らず。また、LAD6にmicro cathを入れただけでflowが悪くなるので今回はLAD6,9に対
するPCIのみで終了、後日re-tryされるようでした。このときLAD6はdiffuse lesion
でしたがIVUS所見から”ここにstent入れたらdissectionになって、、でもひどい割
れ方はしないから、、、”というcomentがあり、んー、そこまでわかるのかーと感動
してしまいました。

5症例目はLAD6:NIR、LAD7:Radiusのつなぎ目のISRでした。IVUSでISRであるというの
を確認してstent just sizeのCBAをされていました。確認のIVUSでlesionでnegative
contrustをうった時の本江先生の満面の笑顔が忘れられません。確かにbradeの後ら
しきものが見えました。
ところでCBAってfirst choiceはやっぱりjust sizeなのでしょうか?なんとなく感覚
的にquarter size upぐらいがいい具合に仕上がりそうな気もするのですが。

全体を通して学んだことはIVUSで病変の状況をより把握し、手技行うことで次に起こ
りうるcoronaryの反応を予測することにより適切なdevice、size、pressurといった
strategyをを選択するということです。この考え方は他の追随を許さないlogicなPCI
であり、かなりのstrong weaponになると実感しました。今回、IVUSの奥の深さを知
ることができ、なおさら”IVUSが使えるようになりたい!”とあらためて思うように
なりました。○○先生はただ単に眺めるだけじゃなく”数より質を重視した勉強をし
ろ”と言ってくださいましたが、IVUSを見ていくうえで何かadviceがあれば御願いし
ます。今回、久しぶりに新しい世界をのぞいたような気がして、自分の中での
motivation upにつながりました。ますます精進しようと思います。
○○先生、ありがとうございました。

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○○です。     関連画像38-Aを参照してください。

最近、大動脈ステントの症例を経験したので報告します。30×50mm Gianturco Z
Stentに20mm UBE Woven-Graft(人工血管)を5‐0 proleneにて固定し、右大腿動脈
から切開挿入した20F前田式大動脈ステント用シースを介してpush upして挿入しま
した。この際、左上腕動脈から挿入した径27mmのOcclusion Catheterにて血流を一時
遮断しました。症例を選択すればAAAの低侵襲治療が可能です。

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○○です

○○先生 すばらしい症例ですね
外科との連携がなければなかなか出来ない症例ですね
これはDAA用のステントとはまた異なるのですか?
どこのシステムでしょうか もしよろしければ教えてください
是非とも症例を重ねてみてください

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○○です

No-reflow、slow flowに対する選択的冠動脈内Nitroprusside注入による治療
はガイドから注入するぶんですか? それともマイクロカテによる末梢からの投
与ですか?
光藤先生がJCTでされていた方法でしょうか?

うちでも、ニコランジルを末梢投与して改善した経験があります

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○○です

当院ではルーチンはトランジットからニコランジル2mg、最大6mgまで。予防的
投与もしています。ホームページのtipsにも載せていますが、札幌○○の○○先
生はトランジットからハンプ50mcgを投与しているみたいです。当院でも数は少ない
のですが血圧も下がらないしよさげな感触です。ハンプだったらすぐ手に入ります。

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○○です。     関連画像38-Bを参照してください。

先週末は、○○先生のLiveに行って来ました。スポーツ番組のように、IVUS画面にペ
ン書きして、側枝の入り方、dissectionの方向などを図示してもらったのは、斬新
で、僕らのような初心者には大変わかりやすかったです。また次回を楽しみにしてい
ます。

さて、今回は、当院で頭を悩ませている症例につき、皆様の知恵を拝借したいと思い
ます。
82歳、男性
50歳時に化学工場火災に遭い、気道熱傷。以後喘息様の慢性気管支炎があり、今回
のCXPでも、両肺野に胸膜癒着、ブラが観察され、肺機能は、CABGするには、かなり
厳しそうです。
H5、H7に二度の心筋梗塞を起こし、他院に入院しましたが、本人が頑強に心カテを拒
否し、consevativeに加療されたようです。今回、4月末に、心不全、肺炎を起こし
て当院に入院。
ECG: sinus, CRBBB+LPHB
UCG: posterior - inferiorにかけてakinesis。同部位は、壁厚7mmとやや皮薄化。
LVDd56-60mm, LVEF=0.40。
 MVringの拡大と、asynergy, dyssynchrotonyの影響か、massive MRあり。
CXP: CTR 64%, 胸水が両側下肺野を水浸し。
今回、何とか説得し、心カテ施行。
CAG: #1 75%, #3 100%, #7 90%, #8 100%, #11 100%
collateral; #11intracollateral, #9-#14, #8 intracollaeral, septal-4PD
現在、利尿剤、ACE-I、pimobendan投与していますが、胸水は、一向に引きません。
どころか、発作性心房粗動、細動を繰り返し、持続性心室性頻拍を誘発して、心不全
を悪化することがあります。amiodarone投与を開始してから、VTは起きなくなりまし
たが、Afは完全に予防できず、今まで、4回の除細動を行っています。beta blocker
投与も開始しましたが、アーチスト1.25mgでsinus arrestとなり、temporary pacing
を要す状況です。まずは、心不全を落ち着けることが肝心ですので、抗不整脈剤、
beta blockerを十分使えるよう、pacemakerを挿入するつもりですが、PCIをするべき
なのか?するならば、どのようなstrategy?肺が悪くても、CABG+ Dor ope+ MVPを行
うべきでしょうか?

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○○です。

> 最近、大動脈ステントの症例を経験したので報告します。30×50mm Gianturco Z
> Stentに20mm UBE Woven-Graft(人工血管)を5‐0 proleneにて固定し、右大腿動脈
> から切開挿入した20F前田式大動脈ステント用シースを介してpush upして挿入しま
> した。この際、左上腕動脈から挿入した径27mmのOcclusion Catheterにて血流を一時
> 遮断しました。症例を選択すればAAAの低侵襲治療が可能です。

○○先生、この場合、血流を遮断することは必須なのですか?
血流遮断の意味を教えてください。(ステントがずれる?)

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○○です

○○先生、大変な症例ですね。PCIが進んで急性期を乗り切っても、これからはこん
な症例がどんどん増えていくのでしょう。

 先生の症例は、OMIによるLV remodelingからMRが出現し、それが容量負荷となっ
てremodelingをさらに悪化させているような病態だと思います。まずは、この悪循環
から離脱するため、CHDFで強力に徐水してみるのはいかがでしょう。容量負荷が軽減
されると、もしかしてAFも減少するかもしれません。なお、徐脈は逆流による容量負
荷を増悪させるので、βブロッカーも使いにくいですね。
 高齢ですし、呼吸器の問題もあるので、できれば心臓を開けることは避けたいです
ね。もしMV自体の変化が少なくて、弁輪郭大のみが原因なら、弁輪縫縮+両室ペーシ
ングという作戦はいかがでしょうか。
 なお、MRの程度は容量負荷が減少すると多少見た目には小さくなりますので、再評
価の際は心エコーでの逆流量定量をおすすめします。このとき、MRジェットを利用し
てdP/dtを計測すると、LVEFよりも収縮力改善のめやすになると思います。

私も以前、類似の症例で困ったことがあり、○○先生にご相
談したところ、弁輪縫縮+ペーシング(このときは普通のDDD)でずいぶん改善した
ことがありました。

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○○です

この症例にbi-ventricular pacingが効くかどうかはEPSで使う電極カテを用い
てtemporary bi-ventricular pacing を行ってみると良いのではないでしょうか。
よく効く症例はpacing onと同時にUCGでMRの明らかな減少とPCWP . PAPの低下が認め
られます。MRは弁輪拡大だけですか?  AML or PMLのMVPはないでしょうか?
この症例は後〜側壁が壁運動低下があり後乳頭筋近位部でのpacingでMRが改善する可
能性はあると思います。ただしpacing(cupture)するかはやってみなければわかりま
せん。ただしこれから(秋?)出てくるbiventricular pacing systenは最初は徐脈
という制限が付く可能性があるそうです。

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久しぶりです。

○○です。ステントグラフトについてはこれまで胸部、腹部の大動脈瘤と
腸骨動脈瘤を含めて40例強の経験があります。
大動脈のステントグラフトは信じられないほどの低侵襲で、大動脈瘤が治療でき、見
た目にもダイナミックですのでうまくいくと非常に気持ちがいいですよね。
○○先生も大変緊張されたと思いますが、うまくいってひとまず安心されていることと
思います。

ところで、今回の症例を見ていて少しだけ、気になったことがありましたので・・・。

大動脈瘤の病態ですが、動脈硬化性のものであれば問題ないと思います。(画像を見
た印象では恐らくは動脈硬化性のものとは思いますが)しかし、もしこれが、
mycotic aneurysm である場合には抗生物質投与など後治療についていろいろと問題
が発生してくる可能性があると思います。

それと今回は20Fの前田式シース(前田先生は大阪府立成人病センターの放射線科医
です)をお使いですが、恐らく先生のステントグラフトのサイズ(30*50mmのステン
トに20mmのUBE)でしたら、16Fのシースに装填することが可能でしょう。16Fに収め
ることが出来れば、プロスターXLを用いることで、そけい部から経皮的に大腿動脈内
にシースを挿入できると思います。(私自身はステントグラフトの際に、16Fのシー
スを経皮的に大腿動脈から挿入した経験があります。このときは外科のサポートなし
にアンギオ室でやりました)

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ところでこの方の心電図はwide QRSですか? また、右室内の2カ所のペーシング
(His or RVOT / apex)の主たる目的はRV apex pacingによるdissynchronyを是正
することがメインと考えられます。一度ペーシングしてみてはどうでしょうか?
この際のA-V delayは特に重要で横浜市立大の石川先生のUCGを使うやり方が良いかも
知れません。

Bi-ventricular pacingの効果はMR改善だけではないのでwide QRSであればやるかも
知れません。この際RVのリード留置の位置は中隔にするといいかも知れません。理論
的根拠は?ですが。

Wedge pressure catheterは普通の右心カテに使うやつです。

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○○です。

○○先生、○○先生resありがとうございます。
やはり、biventricular pacingのお話が出てきましたが、現在、日本でLVpacingとし
ては、
1)CS lead, systemの個人輸入
2)既存のleadを工夫してCSへ挿入
3)開胸して心外膜lead縫着
の方法があると思います。
1)では、おそらく1ヶ月以上の期間が必要と思われますし、うちのような一般病院
に認可が下りるのかは疑問です。2)は菊池先生のホームページを拝見し、大変感服
いたしました。今度自分で同様の物を作ってみて、体外で実験してみようと思ってい
ます。(wedge cathとは具体的に何を使われているのでしょうか?)ただ、CSleadの
挿入は、自分自身に犬実験では経験があるのですが、臨床経験がなく、保険医療外で
もあることから、躊躇があります。3)は○○先生より提案のMVP+biventricular
pacingとして可能だと思います。ただ、2度のAMIのとき心カテを拒んだ方で、開胸
術にはかなり抵抗があると思われます。
昨年のPACEにRV bifocal pacing (RVOT, apexの2箇所に心室リードを置き、
resynchronizeをはかる)の報告が、ブラジルよりあり、biventricular pacingに匹
敵する効果でした。これなら自分にもできるかなとhemodynamic study, UCGstudyを
行いました。確かに、bifocal pacingにより、CO増加、dyssynchrotonyが改善、QRS
幅も200msより、160msに短縮しましたが、MRflowの改善はありませんでした。(MVAL
prolapseがあり、左房後壁へ向かってMRが吹いています。)CS pacingは行っていな
いのですが、○○先生は、CSpacingで、MRflow改善ない場合、Biventricular pacing
は見送られますか?○○先生のCHDFはなるほど名案です。早速考慮します。

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○○です。

○○先生の御質問についてですが、今回は最初の症例ですのでとりあえず他の施設の
手技を模倣させていただきました。○○先生の御指摘のごとくステントがずれるのを
防ぐためだと思っているのですが、必須かどうかはわかりません。○○先生いかがで
しょうか?

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○○先生40例強とはすごいですね。今回はとても緊張しましたが低侵襲なので患者
に喜ばれ当日の夜のビールはとても美味でした。今後も症例を積み重ねて行こうと
思っていますのでアドバイスお願いします(すでにシースのダウンサイジングが行な
われているのには驚きました)。

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○○です。

○○先生ありがとうございます。

CRBBB+LPHBで、200msのwide QRSです。bifocal pacingでは、160msまで短縮しまし
た。
A-Vdelayをいろいろ変えてみましたが、残念ながら、めざましくMRflowを減らすもの
はありませんでした。石川先生の方法に則り、AVdelayは決めようと思います。

この症例、TRAnetに出してみたのは、今回の心不全のepisodeのtrigerは、おそら
く、LAD#7の病変の進行だと思うのです。題目をischemic DCMとしましたが、LAD領域
の心筋の動きは、良好で、それなりのcontractionがあります。エコーでは、側壁が
非薄化し、腎障害(cre1.6-2.0)を考えると、#11CTOを開けることの意義は疑問だなと
思っています。残存している左室機能を支えているのは、LADのみであり、CABGが第
一選択だとはわかっているのですが、肺機能、不整脈の問題があり、PCIするなら、
どうすべきなのだろうと悩んでいます。「#7だけステントをポーンと置いてきて終わ
り」でいいのでしょうか?slow flow/no reflowになったら?うちのように心臓外科
back upのない病院でしてはいけない手技なのでしょうか?

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はじめまして。
現在、大阪の○○病院循環器科勤務している○○といいます。
大学で2年間研修医をした後、呼吸器科・救命救急内科に2年勤務したあと、○○病院に配属となりました。循環器科としては今年で2年目になります。
今年はじめて倉敷のライブを見て、自分の知らない世界を知り、もっといろいろなことが知りたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。

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前のメールをdeleteしてしまったので記憶に残っていないのですがLADの病変はそん
なにきつかったですか? slow flow / No reflowになったら外科がいてもいなくて
も関係ないですよね。 slow flow / no-reflowの予測は困難で、なかば経験的に行
われているのが実状だと思いますがどうでしょう? うちではslow flowが起こった
場合に致死的になりそうなアブナイ症例は全部distal protectionの適応だと考えて
います。虚血時間は5分くらいです。

ところで○○先生、PCI時のslow flow, no-reflowのIVUSによる予測に関してはいま
だ確定的なものはありませんよね? 一応、血栓ぽいエコー像、大きなlipid pool、
太い血管(特に右)で plaque richなどでは高率に起こりそうだと考えていますが如
何ですか? それと特にACSで石灰化がまったくないのに後方のエコーが消失する場
合がありますね。この場合もhigh riskだと言う先生がいます。lipidかなにかよく分
かっていないようですが実際にステントを入れた後ではきちんと見えるようになりま
すのでなにかがあったものがなくなったと考えるのが良いのでしょうか?

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○○です。

りんくうでのライブも無事終了しPCRも終わって少し息がつけるようになったの
で以前TRAnetでも公表していた循環器データベースを皆さんの手に渡るようにし
ます。どこのcompanyに頼もうか、と考えていましたが、結局IVUSつながりで
○○, ○○, ○○に頼みました。皆さんのうち僕の作ったデータベース
を使ってみたい、見てみたいといわれる方は上記3社のいずれかに話してくださ
い。大阪の営業所経由でCDROMを渡します。

データベースはFilemakerで作られています。Filimaker 4.0以降が必要で5.0以
降はconvertしなくてはなりません。近い将来うちのシステムもFM5にupgradeす
るのでそのときにはFM5をそのまま渡せると思います。

ファイルは25ファイルぐらいが相互にrelationしています。
最初はカテデータベースから始まりましたが患者データを入力する手間を省くた
め患者データベースが入り、PCIの病変別のDBもでき、CTOだけ特別につくり、
QCAのファイル、CEのページ、放射線技師さんのページ、こうなると予約自体も
病院のオーダーを止めて循環器データベースでしようとして予約ファイルを作り、
みんなの連絡をするための掲示板ファイルを作り、病院の患者データからデータ
を持ってくるためのtemporary fileをつくり、レセプトをするためのファイル、
そのデータを物品管理から持ってくるファイル、医者・コメディカルのリストを
管理するファイル、さらには入院レコードのファイルそこに入力するための薬リ
ストのファイル、外来の紹介状のファイル、秘書さん用のファイル、造影剤のファ
イル、退院証明用のファイル、なんてのも入っています。心臓外科の手術ファイ
ルも含まれています。

これらのファイルで何ができるか、は上記した部分はすべて可能ということにな
ります。

興味ある方はどうぞcompany personに言ってください。

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初めまして、○○と申します。先日の近畿IVUS研究会の懇
親会で○○先生とお会いしたことをきっかけに、このたび
TRA-netに参加させていただくことになりました。

私は平成元年○○大学卒業で、現在は○○循環器科に勤務しています。

当院はベッドを数522 床の総合病院(含心臓血管外科)です。
循環器科の昨年の実績は心カテ545件、インターベンション223件でした。

心カテは右radial approachが主です。

IVUSが好きで、一昨年の春まで2年間、米国スタンフォード大学で
こんなこと(中略)などをやっていました。

このメーリングリストを通じていろいろ勉強させていただこうと思っていますのでど
うぞよろしくお願いします。

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○○です。
○○先生厳しい症例ですね!
だけど本当に前下行枝の虚血が悪さをしているのでしょうか?
前下行枝を開けたけど全く変わらず心不全をくり返したら、本当に何をやったかわか
らないと思います。
僕はbiventricular pacingと弁輪縫縮で前下行枝を触らなくても良好な結果が出るの
ではと思いますが....
本当に前下行枝の血行再建が必要ならば、やっぱり僕はoff-pumpCABGをお願いすると
思います。
肺が悪いならば、開腹にてGEA-LADという開胸せずに行う方法もあるなだから!!
biventricular pacing+ GEA-LADでもいいと思いますよ。

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○○です。

○○先生resありがとうございます。
確かに、global LV functionを改善させることがこの患者さんのQOL、予後を決める
と思われます。なんとか、弁輪縫縮+off pump CABGを受けるよう、説得を続けてみま
す。それにしても、GEA-LADという裏業があること、初めて知りました。毎日、喘ぐ
ような呼吸の患者さんと接していると、何とか、自分でできないものかと問題を抱え
込んでしまいますが、こうやって、何人かの先生に、冷静に判断していただくと、
すっきりと、進むべき道が見えてきました。ありがとうございました。

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