**********************************

○○です。
当院では緊急の症例は7Fr. femoralアプローチです。で、ショック症例では左右動静
脈を確保できるように準備します(PCPSのためです)。

1.IABPが入って血行動態が安定化する症例であれば、心外科でバイパスを頼みま
す。>>UAPが安定化すればCABGです

2.LMT-AMIで心原性ショックを合併した症例や側副路だらけの三枝病変でRCAやLCx
でAMIになり、IABPと挿管・人工呼吸器のみでは血圧が上がってくれない症例には
PCPSを入れます。>>AMIではPCIを選択します。

LMTを責任病変とするAMIに対しての基本戦略は「LAD本幹確保」です。LCxを捨ててで
もLADをステントでがっちり確保することで救命できる確率は上がると思います。
LMT-AMIでショック合併症例にPCPSを入れた症例が50例ほどありますが、救命できた
のはRCA dominantな症例、LADへの側副路を認めた症例でLADをステントで血行再建で
きた症例でした。(それでも歩行退院例は限られてくるのですが、、、)
三枝病変で他枝のAMIで責任病変の虚血を解除してもショックが遷延すれば、LADにつ
いてもPCIを実施することがあります。(一期的にではありませんが、昨日もmobile
CCUで搬送したショック例については施行しました)

全てを短時間で行うためには人がたくさん必要だと言うことです。一人二人ではどう
しようもないことがあるんで、確かに運がいいとかどうかって感じることはあります
よね>○○先生。

**********************************

○○です。

Bxの追加報告です。

CxのCTOにBxの2.5mmを留置し、
本幹のミラクル3gを途中まで引き抜き
側枝へ向けて通そうとしたところ、
スルリと抜けました。
さすがに2.5mmのステントバルーンを
そのままストラットに通そうとしても引っかかってしまいましたが、
CTOあけに使った1.5mmのバルーンは何の抵抗もなく通りました。
タマタマかも知れませんが、
この症例では、S670よりも容易だと感じました。
はっきり言ってすごいステントです。
当院はこれでサンプルを使いきりました。
10月1日の発売が楽しみです。

**********************************

○○です。

JACCTへ行ってきました。CNN特派員として少しだけ感想を書かせていただきます。
実際には参加人数は多かったのか少なかったのかは分かりませんが、
個人的には思っていたより少ないと感じました。
Liveと講演、ポスター演題といろんなものが少しずつあって、飽きない形式だったと思います。
ただし、少し内容に偏りがあったように感じました。この形式でもっとバラエティーに富んだものが
集まればもっと楽しくなるような気がします。
やはり学会というからには身内の会にせず、いろんなことをしている人たちがいろんな情報を持ち寄って
それを聞いて個人が良いと感じたことを実行すればそれでいいのではないかと思います。
現実性があるかどうかは別にして、例えば、N先生とT先生のCTOに対する討論とか、spasmの話だとか、
血管新生の話だとかradiationの話だとか心血管治療に携わる広い方面のその道の人たちが集まれる会が
あればいいのになあと思いました。
それと、延吉先生と目黒先生がしきりに "For the patient" と言われていたのが印象的でした。
"For the patient"ってなんだろう?と考えさせられましたが、"Not for the patient"と思いつつ診療にあたっている人はいないのではないかと思います。
個人的には"For the patient に違いない"という思い込みをしないように気をつけようと思いました。

以上、生意気なことを書いてしまったかもしれませんが、駆け出しの発展途上の人間ということでお許しください。

**********************************

○○です。

○○先生と、まだ、ワシントンです。
今日17日のチケットが取れましたので、帰れそうです。

警察や兵隊さんが沢山いますが、ワシントンの街はすでに落ち着いています。こりな
い我々は「ワシントン詳しくなったから、今度はみんなを案内できるなぁ」なんて、
暢気なことをいっております。
学会が無いため、観光旅行となり、食べる、寝る、散歩するといった健康的な生活を
送りました。とても循環器内科医の生活ではない数日間でした。戦争という事以外に
も貴重な経験でした(?)。
日焼けして血色がよくなって帰国すると、だれも同情してくれないのではないかと心
配です。

空港はとても管理が厳しいようです。荷物は全て開けられるようです。妙なお土産は
もって帰れません(あたりまえです)。コンピューターも立ち上げさせるそうです。
妙な画像を処分するべきかどうか悩んでいます(なんの画像でしょう?)。

TCTは一応2日間の講義のみで終了でした。残念でした。

○○先生がニューヨークにいるのではないかという噂が入ってきましたが、本当でしょ
うか?ワシントンよりニューヨークの方がとんでもない事になってそうなのです
が...。

無事に帰れたら、また皆様へメールを致します。御心配をおかけして申し訳ございま
せん。

**********************************

○○です。所在が明るみに出てしまったようなので、正直に経過をお話しましょう。
今回のTCTですが、NYから旅は始まりました。

私は、日ごろの心がけが悪いせいか、久しぶりに知人と会う予定を入れてしまい、一
足早く、月曜日にNY入りしておりました。

火曜日は、知人に会うまで、朝9時半からホテル近くのメトロポリタン美術館に行き
ました。10時頃、突然爆弾テロと言われて閉館になり、ホテルへもどってCNNを見て
仰天しました。WTCの2つのビルが崩落していく様子も、(TVですが)リアルタイムで
見てしまいました。午後になって、ロックフェラーセンター付近まで五番街を歩きま
したが、WTCの炎上する煙がはっきりと見てとれました。この日、NYないしワシント
ン入りする先生方は、デトロイトへ降りたとうかがいました。

今回の大規模テロに対する対応は、政治問題で、様々な意見があると思いますので、
論及しませんが、USの指導者たちは、いち早く自己の所信を明確に述べておりまし
た。なかでも、報復措置など、国政レベルのことには一切言及せず、ただ市民を守る
ために全力をあげると決然と語ったジュリアーニ市長が印象的でした。

水曜日、ワシントンに向かう予定でしたが、
飛行機はありません。ホテルは、被災地からevacuateされた人の宿泊希望が多く、部
屋がないようなことを言われましたが、最後は何とかなりました。観光名所は全部閉
鎖されており、この日もずっとCNNで過ごしました。

木曜日、ANAの事務所の話によれば、金曜日には成田行きの飛行機がでるかもしれな
いとのこと、もう一日NYに留まることにしました。この日は、美術館も開き、申し訳
ないのですが、(心は落ち着かないものの)観光の一日でした。ただ、火曜日にNY/
ワシントン入りされる予定だった先生方は、デトロイトからそのまま帰られたと聞
き、うらやましく思いました。

金曜日、ANA便には、帰国希望者が殺到し、もともと日曜日のワシントン発成田行き
のチケットである私は、とても乗れませんでした。予定とおりに、ワシントンから帰
るほうが、飛行機に乗れそうだということでしたが、NYからワシントンへのフライト
はありません。アムトラック(鉄道)は満席で、切符を買うだけで数時間かかるよう
なことを言われあきらめました。“そうだ、レンタカーだ、”ということになりまし
たが、ホテルからは電話がつながらないため全く手配できず、ハーツの事務所まで歩
いて行きました。皆、考えることは同じようで、カウンターでは、あっさり、“マン
ハッタンには一台も車がない!”と言われ、またびっくり。ただ、ラガーディア空港
にならある、ということで、そちらで何とか車が確保されました。

土曜日、NYからワシントンまでドライブでした。思ったより早く、5時間くらいで着
きました。途中の風景が、行けども行けども変わらないのが印象的でした。ダレス空
港近くのホテルに宿泊しました。

日曜日、やっと飛行機に乗れました。空港で、ANAの青いマークをつけた機体が到着
するのを見たときは、本当にほっとした思いでした。

そんなわけで、さっき帰ってきました。とにかく、疲れました。結局、○○先生とは
異なり、全然TCTには出られず、毎日長時間のCNNウオッチングで英会話の勉強をしに
いっただけのようでした。大規模テロがなければ、鈴木・玉井・加藤の3先生は、レ
ノックスヒルからワシントンにライヴをとばされる予定でした。多くの欧米の参加者
に、日本が世界に誇るCTOあけの真髄を見ていただけなかったのは、とても残念でし
た。また、今回のイベントを企画され、行程を通してお世話になった担当者の皆様に
は、この場をかりまして厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

**********************************

○○です。

○○先生、お疲れさまでした。
やはり私たちよりずっと大変だったんですね。

私と○○先生は、今日○○に着きました。

長期入院になっている心不全の患者さんに「先生、生きて帰ってきたかぁ!」と手を
握られました。
午後は心カテをしました。

皆様、お騒がせいたしまして申し訳ございませんでした。

**********************************

○○です。

○○先生の語学力、行動力に助けられ無事帰国できました。たった2日間のTCTでした
が、雰囲気は楽しめました。

本日より仕事に復帰しました。挨拶回り、状況報告で半日費やしました。早速緊急が
入り、病院にステイの予定です(妻に怒られそうです)。

皆さま、本当にお騒がせしました。できれば来年は皆様と一緒に行けたらといいなと
○○先生と思っております。

**********************************

○○医大第1内科の○○と申します。PCI新参者です。数ヶ月前まで○○病院
の○○先生にCAGを研修させてもらってました。パキスタンは人ごとに思えません。
近い将来、インド洋の上でPCIを勉強しているかも知れませんが、今後とも宜しくお
願い申し上げます。

**********************************

○○です。

○○先生とはつい七月まで一緒にカテをやっていて、助けてもらってました。IVUSに
興味を持ってらっしゃる先生で卒後六年目だったかと思います>怪しいです。
大学校病院に戻られてもバリバリ仕事されていることでしょう。一度病院の見学もお
願いしようと思ってますのでその際はアレンジお願いします。

なんだか、パキスタン絡みの人が多いですね。

**********************************

JACCTの件はすでに旧聞に属することではありますが、周知のごとく、この学会で
再びTFI vs.TRIの議論が行われて、大変良い復習にはなりました。復習にはなりました
が新鮮味は何も無く、臨床上、どちらが優れているといった議論をする性質のもので
もないと思われます。一方では5Fr ガイディングの話題はほとんどありませんでし
た。Tra-netはTRIのネットであるけれども、同時に5Fr user(私はこれを、あえて
Fivistと呼びたい)も相当数いると思われるのですが、この間 5Fr ガイディン
グに関する話題もほとんど無いように記憶しています。ガイディングは所詮PCIの脇役
でしかないと考えているinterventionistが多いのでしょうか。中にどのデバイスが
通るとかといった、まるでカテのスペックを示すようなことが余談として演台で話
されたとしても、今まで5Fr ガイディングが正面きって主要なテーマとして取り上げ
られた学会もライブも無かったように思います。このガイディングの未知の性能や技
術上の問題はまだまだ時期尚早なのか、とも思いますが、TFIやTRIの議論とはまった
くべつな切り口で、Fivistとしての主張がそろそろ出てきても良いのではないか、と
思うわけです。私は少なくともCTOや高度石灰化病変を除けばRCAのPCI(POBA
Stent)では6Frより5Frのガイディング カテの方がずっと優れているし、LADについでも
ほぼ同様ではないかと、考えています。Fivistの先生方はおそらく相当程度いると
思いますが、同様の見解をもっているのではないでしょうか。そろそろFivistが前面
に出てきてよいように思いますがいかがでしょう。
**********************************
○○です。

私も、最近結構Fivistしてます。自分の症例だと、半分くらいは5Frでしょうか? 
実際やってみると、結構、5Frでできてしまいますね。

5Frの弱点ですが、内径故のデバイス選択の物理的制約以外に、まずカテが華奢なの
で、腕頭動脈の屈曲がちょっとでも強いと、ここで簡単にキンクしてしまいます。い
くら中にワイヤを入れて操作しても、6Frとはかなり違います。

ワイヤが病変を通過しないと、deep engagementできないわけですから、CTOや石灰化
がなくても、高度に屈曲したRCAは難しいように思います。また、inf AMIにFivistし
て、Shepherd's crookのRCAに、結局S670を3ケ入れざるを得なかった症例を経験しま
したが、いちいちバルーンをアンカーにしないとFR 4.0をdeepできず、とっても疲れ
ました。6Fr MAC4.0でも使っていれば、deepしないで、楽勝でステント植え込み可
能だったと思います。

5Fr TRIが続いた後、6Frを握ると、昔6Fr TRIの後8Fr TFIをやった時くらい、6Frの
カテが頼もしく感じられます。

ただ、5Fr TRIのメリットって何なのでしょうか? 自分にはまだつかめきっていま
せん。○○先生は、どのようにお考えですか? 

なお、5Fr TFIもなかなかです。大腿動脈の屈曲は、ロングシースで伸ばしてしまえ
ばいいし、術直後に用手圧迫しても簡単に止血可能です。6 or 7 Fr TFI後にcloser
をやる時間と、大して変わらないようにも思います。

**********************************

○○です。
5Frカテについて、僕にとっての最大の弱点、それはIVUSが通過しな
いこと、です。←通過しませんよね?少なくともTerumo CVISは。
Endosonicは通過するんでしたっけ?
この話がまったく一般的でないことを承知しつつも、僕にとってIVUS
なしのPCIはほとんど考えられず、I am never fivistとなってしまいます。
ただ IVUSが通過すればいいんですけど。

○○先生に1つ質問、です。
> なお、5Fr TFIもなかなかです。大腿動脈の屈曲は、ロングシースで
> 伸ばしてしまえばいいし、術直後に用手圧迫しても簡単に
> 止血可能です。6 or 7 Fr TFI後に
> closerをやる時間と、大して変わらないようにも思います。
Closer後はすぐ座れるんですが、5Fr用手圧迫後はすぐ座れないですよね?
ちなみに今うちではCloser後、カテ台の上で座位での止血を確認、帰室は
時には車椅子、帰室後も当然すぐ座位可、1時間で歩行可です。

**********************************

○○です。もちろん、5Fr TFI で、シース抜去後も、念のため6時間は安静にしてい
ます。すぐには座れません。この点はcloserに負けますね。私が言いたかったのは、
closerの所用時間と、圧迫の時間そのものがそんなに変わらないかな、という意味で
す。

ただし、バルーンをしばられない(ア○ア○テに限定されない?)のは、5Fr TFI の
利点かな?

**********************************

○○です。

確かに5Fr.PCIについては、ガイドカテが出た直後には話題になり、ウチでも数十
例しましたが、最近は話題にもならず、下火になったのかなと思っていました。
日本国内の学会やライブでも、真剣に5Fr.PCIの功罪を討論したものは今までなかっ
たと思います。○○先生、その後5Fr.TRI はいかがでしょうか。

○○先生の発言を期に、radialist.com も5Fr.PCI に注目したいと思いますし、各
学会やライブでも取り上げるように進言してみましょう。

**********************************

○○です。

Closerが話題に上がっていますが、
皆さんに是非知っておいていただきたい、
Closeer後の合併症についてご報告させていただきます。

患者さんはA1c10%前後のDMがある50歳台の男性です。
3ヶ月前にCxのAMIで来院し、右鼠径よりCxへのdirect PCIを行っています。
また、LADのCTOもあったためこれも同時に処理。
当然のことながらIABPを1週間前後いれました(右鼠径より)。
退院後、右の精巣炎で1度UROに再入院されており、
E.Coliに対する抗生剤治療を受けています。
なぜ精巣炎を起こしたかは不明です。
(蛇足ですが、この方はインテリジェンスの高い方で、
決して不潔な方ではありません)

今回は3ヵ月後の再造影で入院。
右鼠径より診断カテを行い、
数日後に左鼠径より(この時が初回の穿刺)LADの再狭窄に対するPCIを行い、
Closerで左鼠径の止血処理を行いました。
PCIの手技時間、Closerの手技時間、止血状態は問題ありませんでした。

翌日退院し、数日後に鼠径部が腫脹して痛いと訴え外来を受診。
エコーを行い、小血腫に伴う痛みではないかと判断しました。
炎症反応があったのでクラビットとNSAIDを処方し外来で経過を見たところ、
PCIから10日前後でruptureを起こし、緊急入院、手術となりました。
創部および血液培養からMRSAが出ました。
その後1週間で再破裂を起こし再オペ。
開放創にして様子をみましたが、
その1週間後に再々破裂。
3回目のオペの際は感染部の血管をしばり、
FーFバイパスを置いて帰り、以後、創部感染は落ち着きました。

ところが、その後1-2週で今度は右の耳下腺炎を起こし再び全身状態が悪化。
最近になりこれも落ち着き、何とか帰れる見込みがついてきたところです。
重症のDMがあり、半年間に精巣炎や耳下腺炎を合併するなど、
免疫的にかなり特殊な症例ではないかと思いますが、
Closerの感染は本当に恐ろしいです。
この症例でも、消毒等はかなり慎重に行った記憶があるのですが、
残念にもこのような合併症が起きてしまいました。

この特殊なケースを経験したからといって、Closerを即否定するつもりはありません
が、やはり5Fや6Fで手押し圧迫のほうが安全でしょう。
JACCの最新号にも500例の各種止血デバイスの使用成績がLenox Hillから出ていまし
たが、出血や手術の危険性が有意に高いようです。
(どうしてこの程度の論文がJACCに載るかは非常に疑問に感じました。)

長々としたメールになりましたが、このような悲惨な合併症を2度と起こさないため
にも、Closerをお使いの際は、感染予防に十分配慮していただければと思います。

**********************************

Love and Peace ○○です。
5Fr Interventionに関しては、一時期がむしゃらにやっていたんですが、現在My BoomがDCAに変わっちゃったこともあり、総PCI数の3割程度におさまってしまった感があります。ちょうど、たまった5Fr PCIのデータをまとめているところです。データがでたらまたこの場でご報告します。対radial spasmといったとこでは圧倒的に5fr有利なのですが、なかなか数字に出てきません。
IVUSをぼちぼち使いはじめたのですが、ついついステントサイズがでかくなりますね。4mmのステントとかが結構登場します。そんな、こんなで5Fr TRIは3割くらいなんですが、、。
ただ、個人的には5Fr TRIは好きですね。なんとなくradial arteryに優しいじゃないですか。身長130cm位のばあちゃんに5Fr TRIで終わると、「今日もいいことしたな」と、気分はいいです。radial arteryには頑張ってもらわにゃいかん、からですね。

**********************************
○○です。

昨日、本屋をブラブラしていてHuman Bodyという新刊の雑誌(290円)を見つけま
した。テレビでも宣伝していますが、一般の人向けにカラーで世界の最新医療(といっ
てもアメリカの)を紹介しています。冠動脈バイパス術の項目もあったので手にとっ
て見ていましたが、ふとその横を見るとビデオも販売されています。何と心臓外科手
術のビデオも同時に販売され、しかも790円という安さです。
さっそく購入して、昨夜ビデオを見ましたが、内容はマルファンの患者の心臓手術を
映像でリアルに解説しており、
1,大動脈弁を人工弁に置換する
2,上行大動脈をグラフトに置き換える
3,それに左右の冠動脈入口部を接続する
この3つの課程を詳しく解説しています。(約60分)

医師用の教育ビデオではなく、一般向けにこのような値段で、しかも普通の本屋の店
頭に無造作に並べられて売られていることに驚くとともに、情報公開?の流れかもし
れませんが、一般の人でも最新医療情報を得ることができる時代に入ったとしみじみ
思いました。

我々も常に勉強しておかないと、そのうち情報武装した患者さんの質問に答えられな
くなるかもしれません。

**********************************

○○です。心臓病学会にいきました。例によってあまりまじめには出てません
でしたが、RAVEL studyがオープンになったことでもちきりでした(インターベンショ
ンの所では)。Rapamycinは本当にResteゼロですね。内膜増殖もしてないようです。
この結果は、これから10年の方向を考えさせますね。
ESCのWebから、RAVEL study- Newscast from the ESC XXIII Congressでアブストラ
クトがみられます。
http://www.escardio.org/
知ってる方は無視してください。

**********************************